「環境×グローバル×スタートアップ」——このキーワードにピンときたなら、Green Carbonはあなたにとって運命の職場かもしれません。
地球温暖化というグローバルな課題に対し、革新的なネイチャーベースソリューションで挑むグリーンカーボン株式会社。2025年春、同社は輝かしい未来を担う新卒第一期生4名を迎えました。 今回はその4人——加藤さん、作野さん、Farahさん、Balさん4人に対談形式でインタビューを実施しました。Green Carbonで働くとはどういうことなのか、そして、彼らが描く未来の展望とは!リアルな声をお届けします。 Chapter1:入社理由「なぜGreen Carbonを選んだのか」——それぞれの原点 Chapter2:入社後「実際に入ってみてどう?」——やりがいと挑戦のリアル Chapter3:環境風土「Green Carbonのカルチャーって?」 Chapter4:メッセージ「これからの仲間に伝えたいこと」——未来のあなたへ ※インタビュアー:広報室 室長 井家良輔 |
〇左から(Balさん、作野さん、Farahさん、加藤さん)
Chapter1:入社理由「なぜGreen Carbonを選んだのか」——それぞれの原点
井家: まず皆さんに伺いたいのは、「なぜグリーンカーボンを選んだのか」、そして「この分野への興味の原点」をお聞かせください。
加藤:「海外×環境」その両方が叶う場所
「海外に関わる仕事がしたい。そして、環境に関わる仕事がしたい」——この2つが合わさった仕事に携われることが主な選択の理由です。かつ入社して早いうちから海外と直接関わる交渉などの業務を任せてもらえるような環境を求めていました。
環境という側面では、環境保護や現存の環境管理などの様々な分野がありますが、現在の地球温暖化問題などを考慮すると、ビジネス面で最も進んでいるのはカーボンクレジット分野だと認識しています。カーボンクレジットに関する賛否は一旦置いておき、最前線であるこの分野にいれば、常に最新の情報に触れられ、深く関与していけると考えました。
作野: スタートアップで、地球上の全てのものにとって優しいものを
私も加藤さんと重なる部分がありますが、環境に貢献できる会社だから良いなと思いました。環境は私たちの生活と切り離せない身近な存在である一方、地球温暖化をはじめとする深刻な問題も生まれています。そうした中で、人々が心豊かに、そしてこの地球で生きていて良かったなと実感できる社会の実現に貢献できるのが、環境分野の仕事だと考えています。人間だけでなく、自然、動物、植物といった地球上の全てのものにとって優しいものを作り、より良い未来を想像したいと思ったのが一つのきっかけです。
それに加えて、スタートアップであるという点も魅力でした。この新しい市場をチーム一丸となって作り上げていく、皆でチャレンジし、試行錯誤しながら私たちがリーダーシップを取っていくようなところに魅力を感じています。そんなダイナミックな環境に身を置き、自らもその一翼を担いたいという思いから、グリーンカーボンで働くことを決めました。
井家: お二人の地球や環境に対する熱意が伝わってきますね!
Farah: サステナビリティに恋をして——ネイチャーベースクレジットを生み出すリーディングカンパニーへ
そうですね、まず私がサステナビリティというものに初めて出会ったのは、インターンで働いていた時、製品のカーボンフットプリント*¹を計算する仕事を初めて任された時でした。そこからサステナビリティの世界にすっかり恋に落ちてしまって、この分野で働くことを決意して日本へ来ました。
グリーンカーボンの魅力の一つは、『ネイチャーベース』中心であるということです。利益に集中するだけじゃなくて、農家の方々のため、地域社会のために価値を創造しながら、一方で生物多様性などにも貢献できる点は素晴らしいと考えています。
他にもグリーンカーボンはアジアで、ネイチャーベースのカーボンクレジットとソリューションを提供するリーディングカンパニーの一つでもある点は魅力です。これらが、私がこの会社で働きたいと考えた理由です。
Bal: 「東南アジアなどの脆弱なコミュニティや農家さんのために何ができるか」その強い思いに惹かれて——故郷ネパールでの原体験が原動力に
サステナビリティ分野に興味があった理由は、ネパール出身ということもあり、子供の頃から気候変動や自然災害を身近に見てきたことが原点にあります。そのため、コロナ禍を機に「持続可能なコミュニティ開発に何かできないか」と考え、大学院で国際協力と政策などを勉強しました。卒業後は、開発コンサルタントなど開発の分野で働きたいと思っていました。
そのような軸で企業を調査したところ、グリーンカーボンを見つけました。なぜ働こうと思ったかというと、皆さんも触れられていたように、スタートアップとしてサステナビリティ分野に挑戦し、ネイチャーベースのビジネスを創造することで、環境へポジティブなインパクトをもたらそうとしている点が魅力に感じました。
特に私にとって大きかったのは、東南アジアの脆弱なコミュニティや農家さんのために何かできないかという思いが強くあったことです。それを解決するためにグリーンカーボンを選びました。
また、実家は農業関連の事業に携わっており、新鮮な野菜や果物のサプライチェーンをより持続可能にし、フードロス削減に取り組んでいます。「自然の力で貢献したい」という思いが、自分の考えと合っていたと感じています。
井家: バックグラウンドが原点になってグリーンカーボンを選んだのですね!
Chapter2:入社後「実際に入ってみてどう?」——やりがいと挑戦のリアル
井家: 入社前の熱い想いを伺いましたが、実際に入社してみていかがですか?やりがい、大変なこと、面白いと感じる瞬間や達成感など、リアルな声をお聞かせください。
加藤: 国境を越えた挑戦、フィリピン事業を牽引する手応えと課題
入社後に感じているやりがいや面白さは大いにあります。私が担当しているのはフィリピン事業のマネジメントで、AWD事業*²、植林事業、バイオ炭事業など多岐にわたりますが、現在は主に一番大きなAWD事業を担当しています。
面白いと感じる点は、私が日本にいながらフィリピンのスタッフと連携し、現地の状況を把握していくプロセスです。スタッフとの関係性が非常に重要になります。また、現地のスタッフが現場作業に集中している時に、日本にいるからこその広い視点で、どのようにAWD事業を拡大・拡張していくか考えることや、手続きが滞っている際に新しいアプローチを考え、本部からどのようにサポートできるかを考えることが楽しいです。日本にいながらフィリピンのプロジェクトがダイナミックに動いているのを感じるのは、非常にワクワクします。
こちらからアプローチしないと現地が動きづらい面もあるため、私次第な部分も多く、責任を感じながら日々努力していますが、仕事量も少なくないため、理解が追いつかず悔しい思いをすることもまだまだ多い状況です。
井家: 具体的に、フィリピンのチームに意図がなかなか伝わらなかった経験や、それをどのように解決したか、といったエピソードがあれば教えていただけますか?
加藤: 型にはまらないアプローチが鍵
そうですね、様々なパターンがあります。例えば、毎週ウィークリーレポートを兼ねたミーティングがあるのですが、そこで伝えた指示が、次の週になっても状況が変わっていないということが時々あります。そのような時にどうアプローチするかは難しいところです。
基本的には、フィリピンのマネジメント担当者を通して指示を出す形をとりますが、彼らが他の業務で忙しい場合もあります。その際は、マネージャーに確認を取り、許可を得た上でスタッフに直接「この件、どうなっていますか?」と確認することがあります。現地のスタッフも日々頑張っているので忙しいのですが、日本のマネジメントから直接連絡が来ると、一層注力して対応してくれ、その後コンスタントに連絡をくれるようになることもあります。ただ、マネジメントは結局のところ「人と人との関係」なので、型にはまった方法に頼らず、一人ひとりに向き合っていくのが良いのかなと思っています。
井家: 大変貴重なご経験ですね!今後の加藤さんの成長が楽しみです。
作野: 毎日が新しい発見!成長を加速させる「即レス」の実践
何よりも面白いと感じるのは、毎日が新しいことの連続で常に刺激的な環境である点です。日々、様々なタスクに携わる機会をいただくのですが、そういったタスクに真摯に取り組み、流れに一生懸命ついていくことで、多岐にわたる事業に関わることができます。それに加えて、ミーティングなどを通して多くの人と関われることも面白いと感じています。「一日がこんなにも短く感じるのか」と驚くほど、毎日新しい知識や情報を学び、吸収する機会に恵まれており、その一つ一つが自身の成長にも繋がっていると感じられることが何よりの楽しさです。
この新しい市場で、例えばMOU(基本合意書)を結びたい相手と何ができるかを考えている時には、様々な可能性が広がっていると感じます。そのような可能性について自分の意見を共有し、チームで議論を重ね、それがMOU締結といった形にできた時や、さらには将来的にプロジェクトとして実現していく過程を想像するだけでも、大きなやりがいと面白さを感じます。
一方で、挑戦しがいがあるのは日々の市場の動きや新しい情報に迅速に対応して行くことです。自分の市場そのものやカーボンクレジットに関する基本的な知識が不足している中で、日々状況が変化する市場をキャッチアップしながら、どう事業につなげられるかを考えるスピード感に、必死で追いつこうとしている自分がいます。だからこそ、入社時に大北社長がおっしゃっていた「即レス」を常に心に刻み、これを意識することを何よりも大切にすることに日々努めています。
井家: 日々成長を実感しますね!「即レス」は実践できていますか?
作野: はい!常に心がけています(笑)。今はまだスピードに乗ること、事業全体の流れを掴むことに日々奮闘中している最中ではありますが、その中で最大限に学び・貢献するために大事だなと感じています!将来的には、これらの変化に迅速かつ的確に対応できる力を身につけ、その上で自分から新しい流れを作っていけるような人材になりたいと思っています。
井家: その考え方、僕はとても素敵だと思います。まさにグリーンカーボンらしいですね。
Farah: 未知への探究心と挑戦を楽しむ日々刺激がモチベーションを加速させる
入社してからグリーンカーボンが、研究開発(R&D)に力を入れており、新しい技術やイノベーションを推進していることが発見しました。これは私にとっては、本当に興味深く、挑戦しがいのあることです。
研究開発部門をはじめ、様々な部署の業務に関われることは、私にとって大きなモチベーションの源であり、同時に刺激的な挑戦でもあります。というのも、これまで全く知らなかった新しい技術について深く理解し、そのために調査を重ねたり、多くの文献を読んだり、専門家の方々と連携したりする必要があるからです。確かに大変なことですが、そうして新しいことを経験し、新しい技術を自分のものにできることが、本当に私の意欲を掻き立ててくれます。
また、AWD、バイオ炭、森林再生など、ネイチャーベースのソリューションにおける多様なプロジェクトがあることも魅力です。それぞれが異なっているので、物事がどのように行われているのか、ゴールドスタンダードやJCM(2国間クレジット制度)のような要件や認証はどのようなものかを知っていくこと、これもまた挑戦であると同時に私のモチベーションにもなっています。
最後に、スタートアップとして、仕事のペースが非常に速いことです。最初は、「何をすればいいんだろう?たくさんのことを学ばなければ。効率的でなければ。進捗を出さなければ」という感じでした。この目まぐるしいペースに、適切な時間管理で対応することは確かに挑戦です。しかし、私のモチベーションの源泉は仕事に単調さがなく、常に新たな課題や学びの機会があることです。それによって、個人としてもプロフェッショナルとしても成長し続けることができます。
井家: 現在、研究開発の分野で活動されていると思いますが、今後、その分野で特にやっていきたいことはありますか?
Farah: アフリカ市場開拓への熱き想い
はい、研究開発と事業開発の両方に、フロントエンドとバックエンドの両面から関わっていきたいと考えています。具体的に私がやりたいのは、アフリカへの事業展開です。私はチュニジア出身で、ご存知ない方のために補足しますとチュニジアは北アフリカに位置しています。ですから将来的には、チュニジアを含めたアフリカ全体への事業拡大の一翼を担いたいと心から願っています。
井家: アフリカ進出、素晴らしいですね。海外事業部の原田さんもモロッコのイベントに登壇されたりしていましたよね。是非、声を上げてアフリカに行ってみてください!
Bal: 信頼を胸に、国境を超える挑戦
実際に入社してみて一番良かったと感じているのは、情報収集の面で非常に多くの学びがあることです。カーボンクレジットに関する知識はもちろんのこと、農家の方々が実践されている農法や、実際に水田がどのように機能しているのかといった情報を得ることは、自分にとっては日々新しい勉強になっています。
個人的に強く思うのは、農家の方々が長年培ってきた農法というのは、何百年、あるいは何千年もの間、途切れることなく続いてきた貴重な知恵だということです。それでもなお、現代において新しい発見があるということは、私たちも日常的に習慣として行っていることを見直せば、個人の業務改善や日々の生活面においても、もっと良くできる部分があるのではないか、パーフェクションを追求できるのではないか!という気づきにつながりました。AWD事業に携わる中で、そうしたことが今の自分の大きな学びになっています。
正直に申し上げますと、スタートアップだからという側面もあるとは思いますが、こんなに早いうちからこれほどの大きな責任や信頼を任せてもらえるとは、少し驚きました。本当に、入社して2週間目くらいから「この会議はBalさんディレクションお願い!」といった感じで任されることもありました(笑)。内心「いやいや、まだ知識がそこまで追いついていないのに…」と思うこともありましたが、それもグリーンカーボンならではの深い信頼感の表れなのだと感じています。それだけの信頼と責任を任せてもらえることは、自分のモチベーションにも確実に繋がっているので、期待に応えられるよう頑張っていきたいです。
チャレンジとしては、現在カンボジアとタイのオペレーションを担当していますが、国ごとに仕事の進め方が異なり、また、適用される方法論も変わっていくという点です。まだ入社して1ヶ月目ということもあり、その辺りの情報キャッチアップが追いついていない部分があります。オペレーション業務は非常にテクニカルな要素が多いので、そこまでの詳細な情報収集はまだ道半ばです。日々勉強を続けながら、様々な方法論を整理し、今シーズンだけでなく、来年以降もよりスムーズなオペレーションフローをどのようにすれば構築できるか、挑戦していきたいと考えています。
井家: Balさんも、現在担当されている国で今後やってみたいことはありますか?
Bal: タイやカンボジアでオペレーションを『仕組み化』したい
私は性格が細かすぎて、物事をすごくオーガナイズしたいタイプなんです。なので、今担当しているタイやカンボジアのオペレーション、特にタイですが、プロジェクトが0から100になるまでの流れを、もっとシステマチックに、仕組み化したいという思いが強いです。流れがきちんとできていないと、必要書類が集まらなかったりといった問題が出てくるので、そこを整備し、仕組み化することが、私の短期から中期的な目標です。
Chapter3:環境風土「Green Carbonのカルチャーって?」
井家: ここまで、入社理由や日々の業務について伺ってきましたが、皆さんが働いてみて感じる「グリーンカーボンならでは」のカルチャーや文化、あるいは好きな理念、いわゆる「風土」について教えていただけますか。
加藤: プロの責任感が織りなす独自の連帯感
これは、捉え方が難しいかもしれませんが…私が個人的に好きなのは、「みんなで手を取り合って和気あいあいに」という感じではないというところです。
誤解を恐れずに言うと、一人ひとりがプロフェッショナルとして「個」を確立しているからこそ、良い意味で属人性が高い。将来的には会社が大きくなるにつれて、こういった側面は脱却する必要があるかもしれませんが、現時点では、プロとして各自が責任を持って仕事をしているからこその独特の連帯感というか、馴れ合いではない、プロ同士として本当に必要な時に的確に連携するという感覚があります。だからこそ実現できるチームワークなのかなと思っています。そこはすごく好きなところですし、だからこそ一人ひとりにプロフェッショナルな能力が求められるのかなと感じています。
井家: まさにプロ集団ということですね。皆さんは専門性を持ちながら来てもらっているので、お互いが専門性を持っているからこそのリスペクトがあり、仕事を任せられる安心感がある。そして、お互いが助け合うべき部分は助け合っていけるのでしょうね!
加藤: 専門性と責任感がやりがいに
学術的な専門性ももちろんですが、任された仕事一つひとつに対する専門性の高さ、責任感が重要ですね。「チームワーク」というより「チームプレイ」という表現が正しいかなと。プロジェクトによって関わる人も変わりますし、専門性と責任感がポイントだと思います。だからこそ、やっていて重責とまではいきませんが、ちゃんとやらなきゃというプレッシャーにもなりつつ、それがやりがいに繋がっているのかなと思います。
井家: 素晴らしい観点ですね!勉強になります。
作野: 個々の輝きが織りなす「スイミー」のような一体感
私が感じるグリーンカーボンの好きな風土ですが、大きく二つあります。一つは、加藤さんの話と少し繋がるところがありますが、私の場合はもう少し全体を見ているかもしれません。それぞれが自分の仕事に楽しみながら取り組みつつも、向いているアンテナの方向がみんな一緒という点です。
例えば、国内事業部、海外事業部とそれぞれあり、さらに海外事業部の中でも国ごと、あるいは開発や調査といった専門分野で、さらに細かくチームが分かれていると思いますが、それでも、会社として目指すところは一つです。「グリーンカーボンとして、私たちは社会にどうやって貢献できるのか」「どうすれば、農家の方々をもっとハッピーにできるのか」「どうすれば、より自然に関与していけるのか」といった最終的なゴールを、社員全員が見ています。
一人ひとりがプロフェッショナルでありながら、向いている方向が一緒なので、まるで大きな魚の群れ、絵本の「スイミー」のようなイメージです。会社の規模がまだ比較的小さいからこそ、横のつながりをすごく大切にしていますし、だからこそ一人ひとりの向いている矢印の方向も一つだけでなく、たくさんある。そういった多様な動きができるのが、すごく良い風土なのかなと思いました。
二つ目は、6階のオフィスにいて日々感じることですが、皆がまるで雑談をするかのように報告し合っているのがすごく良いなと思っています。
井家: 例えば、どういうイメージでしょうか?
作野: 雑談から生まれるアイデアと推進力
例えば、「これ余談なんですけど」と大北社長が社員さんにアイデアを共有されたり、タスクの進捗報告や相談事を、かしこまらずにまるで雑談かのような気軽さで話せるフラットな環境が整っています。こうした密度の高いコミュニケーションの積み重ねが、チームの一体感を育み、先ほど話したスピード感にも繋がってくると思います。実際に新しいMOU締結について考えている過程でも、ふとした雑談から「あ、それ面白いね!」「これいいんじゃない?」と柔軟は発想が思い浮かぶこともあると思うんです。そういった雑談を大切にできるところがすごく良い社風だと感じています。
井家: 確かに、その観点はなかったですね。なぜオフィスで仕事をするのか、という根本的な問いにもつながってきますが、雑談から生まれる新しいシナジーがあるというのは重要でしよね。オンラインミーティングだと、どうしても仕事の話だけで終わってしまいがちですが、ちょっとしたアイデアや会話ができる環境がシナジーを生む。だから、ハイブリッドな働き方だとしても、実際に会って雑談する機会を作っていくことはグリーンカーボンも大事にしていますね。
Farah: 『個』を尊重し、多様な才能が響き合う
グリーンカーボンのカルチャーをユニークにしているものは何か、ということですが、正直なところ、たくさんありますね。
まず一つ目は、チームメンバー間の素晴らしいシナジーです。全ての部署が相互に連携しており、社員の皆さんがとても協力的です。全メンバー間でオープンなコミュニケーションが取れています。私たちはオープンスペースで仕事をしているので、コミュニケーションが取りやすく、知識を共有したり、助けを求めたりすることが非常に簡単で、皆快く対応してくれます。
二つ目は、知識共有の時間です。ネイチャーベースのソリューションに関する最新情報はもちろん、政治的な動向や市場で何が起こっているかなど、あらゆる新しい情報を常にアップデートでき、各国の事業拡大や現在のプロジェクトにとって、知識を得る上で非常に役立っています。
三つ目に、勤務時間の柔軟性も素晴らしいです。8時間しっかり働けば、勤務時間は非常にフレキシブルなので、東京の通勤ラッシュを考えると、働きやすい会社だなと感じます。
作野・加藤・Bal:そうです!!!本当に助かってます!!!
Farah:最後は、多様性に富んでいる点です。社員の皆が異なる国、異なるバックグラウンドを持っていますが、社員同士でよくコミュニケーションをとることで、スムーズな仕事ができ、すぐに打ち解けられます。
だから私にしてみれば、本当に感謝しかないです!私の日本語は本当にまだまだですが、例えば井家さんとのやり取りのように、お互いの言語が完璧でなくても、翻訳機能を使ったりしながら、コミュニケーションが取れています。
また、上司の方々もコミュニケーションに対して非常にオープンです。こちらから何か相談したいと声をかければ、必ず時間を作ってくれて、こちらの要望や興味、人生の目標などについて耳を傾けてくれます。会社の利益だけでなく、「あなたの目標は何なのか?人生で何を成し遂げたいのか?」という個人のゴールも大切にしてくれるのは嬉しいです。、非常に興味深いと感じています。そして、会社は社員を適切な部署に配置し、その人が望む道を歩めるように正しい軌道に乗せてくれます。適切な人材を、適切なモチベーションと共に適切なポジションに配置すれば、その人々は必ず目標を達成し、任務を全うできると確信しているからだと思います。
Bal: 「風通しの良さ」と「認め合う心」
カルチャー面だと、フラットなコミュニケーションが取れるのが、個人的にはすごく良いなと思っています。
例えば、入社してまだ1週間くらいの頃に、チームの先輩からウォーター・モニタリングのデータに関する作業を依頼されました。実際にその方法論を読んでみて、「これ、少し内容が違うのではないですか?」と率直に意見を伝えたところ、「じゃあBalさん、せっかく入ったばかりだけど、来週そのテーマで勉強会やってみますか?」といった流れになったんです。そういったことは入社前にはあまり想像していなかったので、すごく風通しが良いなと思いました。
また、朝礼で行われるニュース共有や5分間スピーチなどで、自分が会社でやるべきことや将来に対する考えなどを、若手からマネジメント層まで、全ての社員が自由に伝えられる環境が整っているのも良い点だと思います。特に朝礼で発表している時に個人的に良いなと感じるのは、お互いに対するリスペクトです。
例えば、大北社長から質問されたとしても、他の社員から質問されても、内心では「もしかしたら、しょうもないことを喋っているのかな」と少し不安に思ってしまうことがあったとしても、皆が興味を持って真剣に聞いてくれたり、コミュニケーションの中での深いリスペクトを感じたりすることが多々あります。それが、すごく良い会社のカルチャーなのではないかと感じています。
あとはFarahさんもおっしゃっていましたが、8時間いつでも働けるとか、在宅勤務が選択できるといった働き方の柔軟性は、本当に自分のワークライフバランスの実現に繋がりますし、毎朝の通勤によるストレスを抱えた状態で仕事を始めたくない自分にとっては、そういったことを自分で調整・コントロールできるのが、すごく良い点だと感じています。
井家: 制度を作っている側としても、そう言っていただけると本当に嬉しいです。
Chapter4:メッセージ「これからの仲間に伝えたいこと」——未来のあなたへ
井家: それでは最後の質問になります。皆さんの想いをストレートに伝えてほしいです。今後グリーンカーボンに入ってくる未来の仲間に伝えたいことを教えてください。
加藤: 本気で挑戦したいなら、ここは最高の場所
思いっきり何かをやりたければ、すごく適した会社だと思います。仕事に集中させてくれる環境ですし、それに見合う、あるいはそれ以上の仕事を与えてくれるところでもあります。それにはあなたの努力と時間、労力も必要ですが、絶対に楽しいし刺激的なので、思いっきり仕事を頑張りたいという人には、すごく適した会社だと思います。
作野: フラットな環境で果敢に挑戦し、より良い地球の未来のために頑張れる人と共に働きたい
多様なバックグラウンドを持つ人々と協働し、刺激を受けあいながら仕事を進めたい、また枠にとらわれず様々な種類のタスクに挑戦したい、そういった成長意欲と知的好奇心、チャレンジ精神を持つ方にとって、グリーンカーボンはまさに理想的な環境だと思います。社長をはじめ社員の皆さんが物理的にも精神的にも非常に近い距離にいて、誰もが意見を言いやすいフラットな組織です。このような場所で一緒に新しいことに果敢にチャレンジして、より良い地球を未来に残していく志を共有しあえる方とこれからも一緒に働けることを楽しみにしています!よろしくお願いします。
Farah: ここはあなたの声が届く場所
私が素晴らしいと思うのは、私たちがインターンの方々と非常に密接に協力して仕事をしているという点です。つまり、インターンの方々も実際の業務に深く関わることになり、実際にどのようにプロジェクトが進められているのかが理解できます。
会社のメンバーとインターンの間には常にオープンなコミュニケーションがあり、例えば期限を設定する際にも、その期限がインターンにとってタスクを遂行するのに十分かどうかを確認したり、彼らの意見や知識を求めたりします。特に、例えば私たちが事業を拡大したい、あるいはプロジェクトを立ち上げたいと考えている特定の国出身のインターンと働くことは非常に重要です。インターンの方々は、その国に関する知識を持っており、その知識を共有してくれ、効率的に市場開拓する手助けになったりします。
私がグリーンカーボンに連絡を取った際、野村さん(※同社採用担当)がLinkedInで私に連絡をくださり、私が日本語での会議は難しいと伝えたにも関わらず、非常に柔軟に対応してくださいました。そのことに本当に感謝していますし、その経験を通して、この会社のカルチャーや物事の進め方について多くを知ることができました。それは、単にその人の日本語能力のレベルだけで判断するのではなく、その人のバックグラウンドや経験、その他の能力といった多角的な視点から個人を見てくれる会社なのだということを強く感じ、心から感謝しています。
Bal: 専門知識より情熱を!若手が輝き、言語の壁なく成長できる環境がここに
将来入社していただくインターンや仲間の皆さんに、まずお伝えしたいのは、私自身もそうでしたが、必ずしも最初から環境分野の専門知識を持っている必要はないということです。私は大学院でサステナビリティについて学びましたが、それは主に社会科学的な側面が中心で、環境科学の専門ではありませんでした。なので、カーボンクレジットやグリーンカーボンのような会社に応募する際に、「専門知識がなくても大丈夫なのかな…」と不安に思う方もいらっしゃるかもしれません。でも、実際に入社してみて強く感じたのは、熱いパッションと新しいことに挑戦したいという強い気持ちさえあれば、専門知識は入社してからでも十分に身につけられるものだということです。
二つ目に、グリーンカーボンならではだと感じるのは、若いうちから本当に大きく成長できる環境がここにはあるということです。例えば、作野さんやJaneさん(※社員)といった若手の活躍を見ていると、若い年次であれだけの大きな仕事を担当し、成果を出しているというのは、以前の私には想像もできませんでした。本当に、個人の成長を後押ししてくれる会社だということを、これから興味を持ってくれる人たちにぜひ伝えたいです。
最後に、これは特に外国人の方向けへのメッセージになりますが、Farahさんもおっしゃっていたように、言語に関するストレスが一切ないという点は非常に大きいです。私は日本語を話すことができますが、例えば朝礼で英語でスピーチができるというのは、わざわざ日本語で準備しなくても良いという心理的なストレスのなさがあり、結果としてより効率的に働くことができます。それもグリーンカーボンの大きな強みだと伝えたいです。
井家: 皆さん、力強いメッセージありがとうございます。
作野: あと、自分の成長と共に、会社の成長を心から喜べる人、大歓迎かなと思います!
井家さん: なるほど、会社の成長は絶対ですもんね。皆さん、本日はお忙しい中、本当にありがとうございました!
おわりに
新卒第一期生の皆さんの熱意あふれる言葉からは、グリーンカーボンが提供する挑戦的な環境、プロフェッショナルな仲間たちとの刺激に満ちた協働、そして地球環境への貢献という揺るぎない使命感が鮮明に伝わってきました。
カーボンクレジットというフロンティアで、自らの手で未来を創造したい、社会に価値を提供したい、そして何よりも自分自身を大きく成長させたいと願う人々にとって、グリーンカーボンはまさに最高の舞台と言えるでしょう。この記事が、あなたのキャリアにおける新たな一歩を踏み出す、小さなきっかけとなれば幸いです。
▶ 採用ページはこちら:
https://green-carbon.co.jp/recruit/
▶ 会社情報:
https://green-carbon.co.jp/corporate/
※1:カーボンフットプリント:製品やサービスのライフサイクル全体を通して排出される温室効果ガスの排出量を、CO2排出量に換算した値
※2:AWD事業:稲作の水管理を通じてメタンガス排出を削減する農法