名前 : イビミルイ・ポール・ケヒンデ(IBIMILUYI Paul Kehinde)
所属部署・役職 : 海外事業部
専門分野/担当業務: アグリビジネス/アフリカにおけるカーボンクレジットの手法およびカーボンプロジェクトの可能性に関する調査
大学 : 国際大学
専攻/学んでいること : 経営学修士
ジョインしたきっかけ: 気候変動の緩和に向けて、自然を基盤としたカーボンクレジットの創出に取り組むGreen Carbonの姿勢に魅力を感じています。私自身、今年5月まで農業に携わっていたこともあり、Green Carbonが農家の方々と協働しながらプロジェクトを進めている点に強く共感しました。
また、Green Carbonの提供するソリューションは、食料生産のための土地の生産性を維持しながら排出量削減を進めている点も魅力です。私にとって、カーボンクレジットの創出は、その取り組みの中で自然と生まれる結果のひとつだと感じています。
そして、この経験を通して、土壌保全についてもっと学び、その知識をナイジェリアの小規模農家に還元したいと考えています。食料安全保障と環境保護を両立できるGreen Carbonのアプローチは、まさにその考え方を体現しており、関わるすべての人にとっての“Win-Win”を実現していると思い入社を決意しました。

これまでの経歴: 私は約5年間、トウモロコシやキャッサバなどの作物を栽培する農業に従事してきました。その間、農業への投資を検討している仲間の農業関係者に対して、コンサルティングも行っていました。これまでに複数の農場でファームマネージャーとして勤務し、作業スケジュールの立案、予算管理、契約社員や常勤スタッフの採用判断などを担当してきました。農業に携わる前は、ゲストハウスのハウスマネージャーとして、人事業務や施設全体の運営管理を行っていました。また、アメリカやインドを中心とした国際チームとともに、企業の海外市場進出を支援する国際コンサルティングプロジェクトにも参加した経験があります。
Hobbies/How I Spend My Days Off: 大学の授業やリサーチレポート、大学がない日はスポーツをしたり観光に出かけたりしています。
Student Activities/Organizations: サッカー部とバレーボール部
Social media : https://www.linkedin.com/in/ibimiluyi-paul-kehinde-7873732a5/

Q. これまでのキャリアを含め簡単な自己紹介をお願いします。
私はナイジェリア出身で、ヨルバ族の出身です。名前の「ケヒンデ」は双子を意味しており、実は私も双子なんです!
大学では農業経済学(アグリビジネス)を専攻しました。もともと農業や食料安全保障への関心が強く、その思いからこの分野を学ぶことを選びました。
私の強みは、人の意見を尊重しながらチームで協力して取り組めることです。「やるからにはしっかりやる」という姿勢を大切にしており、常に新しいことを学び、成長していきたいと考えています。
ちなみに、ちょっとした豆知識ですが……実は泳げません(笑)
Q. Green Carbonでのやりがいは何ですか?
AWDやバイオ炭、リジェネラティブ農業(再生型農業)について調べたり学んだりすることができることです。なぜなら、こうした取り組みを知ることで、「未来には希望があり、食料の安定確保と地球環境の保全を両立できる」と実感できるからです。
業務の中やこれらのテーマを研究する中で、私たち一人ひとりが日々の行動が気候に与える影響を意識することで、地球をもっと安全な場所にできると考えています。実際に農場で働いていた頃、耕作によって土地が劣化し、年々収量が減っていく様子を目の当たりにしました。その後、肥料への依存が高まり、とても心が痛みました。
Q.今までに直面した課題は何ですか?
気候変動緩和に関する手法の業務は、Green Carbonに参加するまでは馴染みのない分野だったため、最初は難しく感じていました。しかし、チームリーダーや他のインターンの方々がとても親切で、どんな質問にも丁寧に答えてくださったおかげで、スムーズに取り組むことができました。皆さんのサポートのおかげで、迷うことなく業務を進めることができ、本当に感謝しています。
Q.10年後の自分はどうなっていると思いますか?
将来的には、アフリカでパイロット事業から本格的なプロジェクトまで、現地での実施をリードできるようになりたいと考えています。カーボンクレジットの創出という成果だけでなく、これらの気候変動緩和の手法は、収量を落とさずに土壌を健全に保つ持続的な農業の実践にもつながります。こうした手法をより大規模に導入することは、非常に意義のあることだと感じています。例えば、大量に発生する籾殻や稲わらなどを含む農業残渣を有効活用してバイオ炭を生産し、それを土地改良に活かすこともその一つです。
10年後には、自身の農場を持ち、気候にやさしい農業を実践しながらカーボンクレジットを創出していきたいと考えています。
Q. 最後に、Green Carbonで働きたいと考えている方々へメッセージをお願いします。
Green Carbonは、学びと成長の機会にあふれた素晴らしい環境です。チームリーダーやインターンの皆さんの温かいサポートなど、組織全体に協調的で育成的な雰囲気があると感じています。
また、これまでの経験やバックグラウンドに関わらず、Green Carbonでは実際の業務を通じてさまざまなことを学ぶことができます。インターン一人ひとりが自分のスキルを伸ばす貴重なチャンスがあり、メンバー全員がとてもフレンドリーで話しかけやすい雰囲気です。わからないことがあれば気軽に質問できるため、業務で困ることはほとんどありませんでした。
Green Carbonでの経験は、きっと前向きで充実したものになるはずです。ここでは、仕事のスキルだけでなく、人としても大きく成長できると感じています。
