今回、ESGコンサルティング事業部の川崎堅太さんにインタビューしました。Green Carbonにどのように出会い、多様な業務にどのように向き合っているのか。“欠けていること”を恐れず挑戦し続ける、川崎さんの思考と行動の裏側を、ぜひご覧ください!
氏名: 川崎堅太
所属部署・役職: ESGコンサルティング部
専門分野/担当業務: カーボンクレジットの動向リサーチ・広報業務
大学: 慶應義塾大学法学部法律学科4年
専攻/学んでいること: 国際法/法哲学
ジョインしたきっかけ: GXの最前線で企業のリアルな取り組みや世界の市場動向を知りたかったため
これまでの経歴: クアラルンプール出身、慶應義塾高等学校卒業、慶應義塾大学法学部法律学科入学
趣味/休日の過ごし方: 散歩/読書/エクササイズ/音楽・動画鑑賞
学生時代の活動/所属団体: NPO AIESEC in Japan(学生団体)事務局にて国内外の学生に向けた1カ月間のオンラインプログラムを開発、その他、委員会人事企画。一般社団法人Green innovation、Green Innovator Academyに第三期生として参加。
SNS:www.linkedin.com/in/kenta-kawasaki-profile


Q. これまでのキャリアを含め簡単な自己紹介をお願いします。
川崎堅太と申します。マレーシアで生まれ、15年ほど住んでいた過去があります。
高校から慶應義塾で学び、大学では法学部に進学しました。法律家を目指していたわけではなく、どうせなら今、これなら関心高く学び続けられそうだと、動機付けられる学問を学ぼうと、選択しました。打算的な理想を固定的に捉えて選択に向き合っても、人間最後は意思しか残らないだろうと考えると、結局は自分が今何に気持ちが向くか、そのように考えて、これまで学生生活を過ごしてきました。
大学の後半からは、国際法や法哲学をゼミなどを通じて主体的に学んでいくようになり、気候変動問題への関心を一層深めていきました。昔から感受性や知的好奇心が強く、問題意識を持ちやすい性格だったため、環境問題や紛争問題に関心を寄せており、その影響あって、法とはそもそも何なのか、気候変動問題のような集合行為の問題に自分たちはただ空虚な言葉を並べるだけなのかと、自分の世界観に向き合ってきました。
だからこそ、気候変動という複雑な問題に対して、法や哲学といった思索の世界から一歩踏み出し、具体的なビジネスを通じて実社会にほんの少しでもインパクトを与える挑戦をしたいと思っているので、Green Carbonのような変化の大きい環境を活かして、多方面からコペルニクス的な刺激を受けて、少しずつでも自分の歩みを進められたらと考えています!
好きな趣味は散歩です!何もしない自分が一番自分らしくいられるからなのか、ただぼーっとしたいだけなのか、わからないですが(笑)。ただその時を楽しめることに愛おしさを感じる気持ちは、同じ散歩好きの方に共感いただける気持ちではないでしょうか?(笑)
Q. GreenCarbonで働こうと思ったきっかけは何ですか?
GXの最前線で企業のリアルな取り組みや世界の市場動向を知りたかったためです。記憶が定かではないですが、J-StarXのイベントやGreen Innovator Academyに参加した際、日本で初めてJクレジットの認証を受けたスタートアップの存在を耳にした覚えがあり、応募してみました。
何がしたい!ということも正直な話、具体的に明らかになっていたわけではないですが、それなら尚更環境に飛び込んでみて、そこで挑戦をやめなければいいと思い、働くことを決めました。その環境に飛び込むということであっても十分な目的意識だと私は思います。
特にGreen Carbon、自分のいる部署では、とても有難いことに何かしたいことがあったら言ってほしいと声をかけてくださいます。まさに、具体的なゴール(What)ばかりを目指すのではなくて、挑戦し続ける姿勢(How)そのものに価値を置くことに非常に肯定的です。
自分自身何気にビビりだと感じることが多いので、まずやってみるということを癖づけられる環境であること、それだけでGreen Carbonで働くことの意味は大きいのだと感じます。
Q. どのような仕事に携わっていますか?業務内容をお聞かせください
私はESGコンサルティング部に所属していています。ETS(排出量取引制度)や他企業、政府の動向リサーチ、資料作成、補助金申請業務、といったことの他にも、SNSのPR戦略やニュースリリース、動画編集などのクリエイティブなことにも関わっています。どんな仕事にも構造化したり物事を伝えたりする点で再現性のある学びがあるからこそ、幅広い仕事に携われる面白味があります。
最近は、業務のマニュアル化や仕組み化、知識の体系化を試みています。そうして、周りとの連携をスムーズにし、より生産的なアイデアや挑戦のきっかけをつくっていくことで、お客様の前に立つ機会など、引き受けられる仕事の量や質を上げています。
携わるタスクは幅広く、具体的な指示ばかりがあるわけでも当然ないので、主体的に物事を進められる姿勢がとても大事だと感じています。
Q. 仕事のやりがいはなんですか?
私は『自身の至らなさ』に気づき、それを認識すること自体に日々やりがいを感じています。至らなさに気づけるからこそ、昨日より今日、今日より明日と、確実に成長できる手応えがあり、そこに喜びを感じるのかもしれません。小さな成功体験も嬉しいですが、それ以上に『これ失敗したなあ』と自身で考えて改善できた時に、厳密にはやりがいに似た納得感を感じます。
高校時代に老荘神仙思想をテーマに卒論を書いたのですが、老子のいう「欠けている状態にこそ価値がある」という考え方が今も自分の中に残っているのだと思います。
Q. 10年後になりたい姿はなんですか?
この分野なら川崎さん、といってもらえるような人になりたいと今は思います。自分の発信や情熱が周りに伝わり、「川崎さんと話していると、なんだか自分も頑張れる気がする」。そう言ってもらえるような、ポジティブな影響を与えられる人です。
その実態は何なのか分からないのが正直なところです(笑)。だからこそ、自身のした/する選択にうだうだ悩むのではなく、自分が必要だと思う環境で、率先して行動していく馬力と、「なぜ私がそれをやらなければいけないのか」と問うことのできる謙虚さを持ち続けたいと今は思います。
あと、眉間にしわがつくのが怖いので、それはなくていいですね。
Q. 最後に、GreenCarbonで働きたい人へメッセージをお願いします
「俺の敵はだいたい俺です」。漫画『宇宙兄弟』に出てくるこの言葉が私は好きです。この言葉は、ともすれば自己陶酔的な響きやある種の傲慢さを感じさせるかもしれませんが、実はとても優しく、そして自分に主導権を取り戻させてくれる希望に満ちた言葉だと私は思います。
もしこの不器用な私の戦い方に少しでも共感いただけるなら、昨日より半歩でも前に進もうと、一緒に悩み、励まし合える仲間と、Green Carbonで出会ってみませんか。