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Vol.72 環境と経済の両立を考える

氏名(ふりがな):羽山伊弦(はやま いづる)
所属部署・役職:海外事業部
専門分野・担当業務:フィリピン事業におけるデータ整理・現地スタッフへのマニュアル作成
大学:University of New Mexico, the U.S.
専攻:経済学(環境経済学)と統計学
ジョインしたきっかけ:自分の学問分野である環境経済学とGreen Carbonのビジネス内容の互換性がよかったから
これまでの経歴:三重県出身、立教大学中退、ニューメキシコ大学にて交換留学後に編入
趣味:野球観戦(NPB、MLB)
学生時代の活動/所属団体:山岳サークル、日本語文化クラブ

Q. これまでのキャリアを含め簡単な自己紹介をお願いします。

アメリカのニューメキシコ大学で経済学と統計学を専攻しております羽山伊弦です。

高校卒業後は立教大学に進学しましたが、2年生の夏からニューメキシコ大学へ一年間交換留学をし、こちらの環境に惹かれたこともあり、交換留学後は編入することを決断しました。

大学に進学後、結局大学4年間の中で何を学びたいのかを考えた際に、環境保護と経済発展のバランスを考える環境経済学に出会い、この環境経済学を学問の分野における1つの柱として大学生活を送ろうと決めました。

その後は、大学入学以前から留学への願望があったこともあり、かつ環境経済学を学ぶ環境がより充実しているニューメキシコ大学への留学を決断しました。

Q. GreenCarbonで働こうと思ったきっかけは何ですか?

環境経済学の学習を進めていく中で、ビジネスの領域からも「環境と経済」の関係を捉えてみたいと思い、カーボンクレジットを扱う分野でインターン経験をしてみたいと考えたのが始まりでした。そのなかでもGreen Carbonで働きたいと思った理由は、カーボンクレジット創出事業の中では最も勢いのあるスタートアップ企業であり、同業他社のなかでも海外に最も事業を展開しているため、自分の留学経験を活かせつつ、少数で急激に成長していく企業環境を体験できるという点で、自己成長につながると考えたからです。

Q. どのような仕事に携わっていますか?業務内容をお聞かせください

インターン開始初期は、コメ市場についてのリサーチを行っておりました。具体的には、東南アジアではなぜ大規模農業が発展していかないのかという現状に対する疑問へのリサーチから始まり、コメに関する経済指標(生産量・輸出量・輸入量など)に関しての統計データを収集、加工し、分析を行いました。

その後はフィリピン事業に携わるようになりました。今まで行っていたリサーチ業務とはうってかわり、データ整理と現地スタッフへのマニュアル作成が主な業務となりました。データ整理と聞くと、頭を使わずAIに真っ先に代替される業務のように思われかもしれませんが、フィリピン事業が立ち上げからまだ日が浅く、データ整理の方法が体系化されてなかったこともあり、まずは社員さんの要望を組んだスプレッドシートの原型を作るというもので、データをどのように管理・整理すると、見やすく、使いやすくなるのかという「仕組み」を考える創造的なものでした。

Q. 仕事のやりがいはなんですか?

環境経済学と互換性の高い事業に携えていること、海外事業部にて留学経験で培った英語力を活かせていること、この2つを達成できる環境にいること自体がGreen Carbonで働くやりがいとなっています。

それに加え、裁量大きく働かせていただけるため、ただ言われたことをやればいいわけではなく、自分で考えて動くということを経験させていただけていることもやりがいの1つです。

Q. 今後、挑戦したいことはなんですか?

環境経済学を勉強しているのも「環境保護と経済成長は両立できるのか」という問いに興味があるからです。この2つの活動は相反するものでありますが、この2つに橋をかけるのがGreen Carbonだと思います。カーボンクレジットという仕組みがその橋渡しの代表ですが、カーボンクレジットだけでは環境問題を解決するには不十分だと思います。では何が必要なのか、そもそも現在の経済システムのもとでは環境保護と経済成長を両立させるのは不可能だという意見もあります。それでも現段階では既存の制度の中で最善策を模索していかなければなりません。この難解な問いに対し、Green Carbonでのビジネスの領域、大学というアカデミックの領域の2つで紆余曲折しながらも取り組み続けていければなと思います。

Q. 最後に、GreenCarbonで働きたい人へメッセージをお願いします

Green Carbonでは、社員、インターンの垣根を越えてともに「生命の力で地球を救う」のビジョンのもと働いています。裁量の大きい仕事ができるということは、その分責任が伴います。しかし、それを支えてくれる仲間がそろっています。困難な課題を乗り越えながら成長し、社会に意味のある変化を生み出したい仲間と出会えることを楽しみにしています。

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