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Vol.36 社会と自然の交差点で、 学びを実践へ

今回は国内事業部のインターンとして働いている丁 博思(テイ ハクシ)さんにインタビューを行いました。是非最後までご一読ください!

これまでのキャリアを含め簡単な自己紹介をお願いします。

私は早稲田大学社会科学部をこの春に卒業し、 アメリカのペンシルバニア大学大学院で社会政策とデータ分析を中心としたプログラムに進学予定です。 学部時代は、社会政策、国際関係、環境問題などを学んでおり、持続可能な社会づくりや気候変動対策に強い関心を持っています。 これまで、環境NGOでの活動や、企業でのデータアナリストのインターンなどを経験し、社会課題とビジネス・政策の接点に関心を持つようになりました。現在はGreen Carbonでのインターンを通じて、NbS (自然に基づく解決策) や環境ビジネスに関する実践的な知識を身につけるべく日々学んでいます。

どのような仕事に携わっていますか? 業務内容をお聞かせください。

私の主な業務は、国内外のカーボンクレジット制度や農業分野での気候変動対策に関するリサーチです。 具体的には、海外の農業カーボンクレジット制度や排出削減方法論 (メソドロジー) などについて調べ、社内向けの資料としてまとめています。また、農業分野におけるクレジット創出の可能性を探るため、地域の農業施策や自治体の政策動向についての情報収集・整理も行っています。

Green Carbon で働こうと思ったきっかけは何ですか?

大学での学びやNGO活動を通じて、気候変動対策には民間の創造力と行動力が不可欠だと感じていました。中でもGreen Carbon は、「自然を活かす」解決策を実際に日本で展開している数少ない企業の一つであり、社会性とビジネスを両立させたモ デルに強く惹かれました。 また、地方自治体・企業・農林業関係者と協働するスタイルにも共感し、とくに農業という生活と密接に関わる分野で、カーボンクレジットという仕組みを通じて地域循環・ 持続可能性の実現に貢献している点に魅力を感じ、自分もその一員として学びながら関わってみたいと思いました。

仕事のやり甲斐は何ですか。

一番のやりがいは、農業という「地域密着型」の分野で、グローバルなカーボン市場や制度設計といった「マクロな枠組み」を具体化するプロセスに関われることです。大学では「こうあるべきだ」 という理論や価値観を学ぶことが多いですが、Green Carbonでは、自治体や企業との交渉プロセスや炭素クレジットの制度運用など、実務を通して制度を形にしていく経験ができます。また、自分が調べた情報や作成した資料が、実際の提案書や社内検討資料に活用されることもあり、インターンであってもチームの一員として貢献できている実感があります。

今後、挑戦したいことはなんですか。

今後は、地域社会と環境政策をつなぐ制度設計や政策提言に関わっていきたいと考えています。 たとえば、「自然資本」といった新しい概念を社会にどう根づかせていくか、また、農業者や中小企業が気軽にカーボンオフセットに参加できる仕組みづくり、自治体がクレジット創出を通じて地域課題の解決と両立できる支援モデル の検討などに関心があります。 将来的には、大学院で国際開発や公共経済学などを学びながら、地域や自然に根ざした政策制度のデザインに貢献できる人材を目指しています。

最後に、Green Carbonで働きたい人へメッセージをお願いします。

Green Carbon は、「環境に関心があるけど、どこから関わればいいかわからない」という方でも安心して飛び込める職場だと思います。 農業や地域に興味がある人、あるいは環境とビジネスの両立に興味がある人には、必ず得るものがあると思います。私も最初は制度や専門用語がよく分からなかったのですが、社員の皆さんが丁 寧にサポートしてくださり、実務を通して少しずつ理解を深めることができました。チームの雰囲気も温かく、インターンの意見もきちんと尊重してもらえる環境なので、環境問題に関心がある方、社会と自然の接点に関わってみたい方は、ぜひ一歩踏み出してみてください!




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