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Vol.30 ビジョン実現につながるインターン​

今回は海外事業部・研究開発事業部のインターンとして働いている小山 拓馬(こやま たくま)さんにインタビューを行いました。是非最後までご一読ください!

Q.簡単な自己紹介をお願いします。

オーストラリアのシドニー大学の博士課程1年目で、土壌生物地球化学の研究をしています。日本の大学で農学部を卒業した後、デンマークで農業生物学専攻で修士課程を修了したのですが、太陽を求めてオーストラリアに辿り着きました。
修士課程の最中にアグロエコロジーという持続可能で公正な食料システムを目指す考え方に感化され、アグロエコロジーを実現するための歯車となるような研究をしたいと思うようになりました。その中で、農業生産の基礎であり気候変動などの環境問題との関わりも深い土壌の研究をすることに決めました。現在は、農地で土壌有機物を増やしていくために、植物の根と土壌微生物の相互作用が土壌有機物、特に土壌炭素と窒素の循環にどのような影響を与えているかの理解を深めるべく研究に取り組んでいます。

Q.GreenCarbonで働こうと思ったきっかけは何ですか?

もともとは博士課程でインターンをするつもりはなかったのですが、過去のNGOでの活動のつながりからGreen Carbonのインターンを紹介していただき関心を持ちました。お話を聞いてカーボンファーミングや農業由来の温室効果ガス排出削減の事業が自分のビジョンと重なる部分があると感じ、インターンとして働かせていただくことにしました。思わぬ巡りあわせで貴重な機会を得られたことにとても感謝しています。

Q.どのような仕事に携わっていますか?業務内容をお聞かせください

海外事業部のインターンでは主に、カーボンファーミングに関するリサーチ業務に携わっています。事業のモニタリングに使用する生物地球化学モデルに関して情報をまとめたり、具体的なカーボンファーミングの手法に関して文献を調べたりしています。研究開発事業部の方では、事業の方向性を決めていく判断材料として様々な実験アプローチのポテンシャル・コスト・時間などの情報収集や、研究材料の輸出入に伴う手続きなど様々な業務に取り組んでいました。

Q. 仕事のやり甲斐はなんですか?

自身の専門に限りなく近い業務に携わらせていただいているため、新しい知識も吸収しながら、ここ数年自分が学んできたことをアウトプットできることにやり甲斐を感じています。また、自身の研究分野がカーボンクレジットを通してどのように社会と結びついているかについても学ぶいい機会になっていると感じています。答えや先例のないことに取り組むことも多くチャレンジングではありますが、同時に大学での研究とは違ったわくわく感を持ちながら業務に取り組めています。

Q.最後に、GreenCarbonで働きたい人へメッセージをお願いします

Green Carbonでのインターンでは、実際に業務に携わり、自分の仕事が事業に反映されていく様子を実感できると思います。不慣れな業務の中で学ぶことも多く、責任感を持って取り組むことも求められますが、その分成長できることも多いのではないかと思います。環境ビジネスに関心がある方や、新しい環境に飛び込んで視野を広げたい方にぜひ挑戦していただきたいです!

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