JP / EN

Green Carbon、ベトナム・メコンデルタ地域におけるグリーン農業投資促進会議へ参加

ネイチャーベースのカーボンクレジット創出・販売事業を展開するGreen Carbon Inc.(代表取締役:大北 潤、以下「Green Carbon」)は、ベトナム農業・環境省が主催し、日本の農林水産省(MAFF)および駐日ベトナム大使館が協力する「ベトナム・メコンデルタ地域における高品質米地域への投資促進、排出削減、グリーン成長の連携に関する会議」に参加し登壇したことをお知らせいたします。

◆ 活動概要

Green Carbonは、自然に基づくカーボンクレジットプロジェクトを手がけるリーディングカンパニーとして、東南アジア地域での事業展開に注力しています。森林保全、マングローブ再生、バイオ炭の活用、農業システムにおけるメタン排出削減など、多様なプロジェクトを実施しており、各プロジェクトは地域の生態条件に適した設計となっています。また、衛星を活用した高度なモニタリング技術により、プロジェクトの実施過程における透明性と信頼性を確保しています。

ベトナムでは、稲作におけるメタン排出削減を優先課題と位置づけ、「間断灌漑(Alternate Wetting and Drying:AWD)」技術を導入しています。2024年8月の現地法人設立以降、全国規模でのパートナーシップ構築を進め、新しい省の統合制度のもと、10省の行政当局と覚書(MOU)を締結しました。これにより、AWD技術の導入が加速し、ベトナムの低排出・持続可能な稲作への移行が一層強化されています。

こうした成果を踏まえ、2025年10月21日、Green Carbonは本会議に参加し、稲作におけるAWD技術の応用事例、高品質AWD米の輸出事業、およびデジタルプラットフォーム「Agreen」システムなど、ベトナムでの主要プロジェクトを紹介しました。

◆ プロジェクトの背景と環境への影響

本会議は、農業分野における投資誘致、技術協力、デジタル転換・グリーン変革の強化、特にメコンデルタ地域における高品質・低排出稲作の推進を通じ、ベトナム米の生産性・品質・付加価値・国際競争力の向上を目指すことを目的として行われました。

そこで、Green Carbonは、ベトナムでのプロジェクトを紹介し、メコンデルタ地域のプロジェクトを通して収穫した米の「高品質・低排出AWD米」ブランドの確立と国際的地位の確立に取り組んでいることを紹介しました。

さらに、農家から投資家までのエンドツーエンドのトレーサビリティを提供するデジタルプラットフォーム「Agreen」システムや、それを通して農作業記録や残留農薬最大許容量(MRL)の監視を可能にした取り組みも紹介しました。これは、高透明性・高品質なカーボンクレジットの創出を支援することで、ベトナムのカーボンクレジット市場の発展を促進し、国家温室効果ガス削減目標(NDC)のモニタリングを支援するとともに、持続可能な農業発展および気候変動対策の推進に寄与します。

会議には、政府やベトナム企業、そして日本企業など幅広い参加者が参加し、副産物の有効の必要性やデータの収集管理、食品安全品質の強化などが話し合いました。これらの参加者との繋がりも構築することができ、今後とも互いに協力する予定です。

今後の展望

今後、Green Carbonは高品質AWD米の輸出拡大と「Agreen」システムの全国展開を目指します。これにより、ベトナムの持続可能な稲作分野における国際競争力の向上を図るとともに、低排出農業の推進および気候変動への強靭性向上という国家目標の達成に貢献してまいります。


※Alternate Wetting and Drying (AWD):水田の水を一定期間ごとに排水・再注水することで、水使用量の削減とメタン排出量の低減を図る稲作技術。


◆Green Carbon 株式会社

代表者   :代表取締役 大北 潤
所在地   :東京都千代田区麹町2-3-2 半蔵門PREX North 9F
設立    :2019年12月
事業内容  :カーボンクレジット創出販売事業、農業関連事業、環境関連事業、その他、関連する事業及びESGコンサルティング事業
URL    : https://green-carbon.co.jp/

◆Green Carbon事業紹介

Green Carbonは、「生命の力で、地球を救う」をビジョンとして掲げ、国内外において自然由来のカーボンクレジット創出・登録・販売までを一気通貫してサポートする事業を展開しており、その他にも、農業関連事業、研究開発事業、ESGコンサルティング事業なども展開しております。

事業展開領域は日本、東南アジアを中心にオーストラリア、南米まで拡大しており、自然由来のカーボンクレジット(水田、バイオ炭、森林保全、カーボンファーミング、マングローブ植林、牛のゲップなど)を創出しています。国内の水田においては、2023年度日本初・最大級(約6,220t)で水田のJ-クレジットの認証を取得しており、2024年度は約40,000ha(約80,000t)に拡大していく予定です。また、クレジット登録・申請・販売までをワンプラットフォームで完結するサービス「Agreen(アグリーン)」を提供しており、クレジットの申請登録時にかかる手続きや書類作成などを簡略化し、クレジット創出者の工数を削減しています。

◆Green Carbon株式会社SNSはこちら

Carbon Credits Journal:https://biz-journal.jp/carboncredits/
Linkedin :https://www.linkedin.com/company/green-carbon-inc/
Facebook:https://www.facebook.com/profile.php?id=61557429326458
X    :https://mobile.x.com/GreenCarbon2019
Wantedly:https://www.wantedly.com/companies/greencarbon2019
Youtube :https://www.youtube.com/channel/UCYO4WnGOHDaVB1ikxheZasA
note   :https://note.com/green_carbon/

GCメールマガジン登録

最新情報/News Releaseを配信