JP / EN

Green Carbon株式会社は、雪印種苗株式会社とカーボンファーミングのJ-クレジット新規方法論策定に向けた実証試験を開始

国内農地290万haを活用し435億円のポテンシャルを創出

ネイチャーベースのカーボンクレジット創出販売事業を展開するGreen Carbon株式会社(代表取締役:大北潤、以下Green Carbon(読み;グリーンカーボン))は、雪印メグミルクグループの雪印種苗株式会社(代表取締役社長 笠松 宏一、以下、雪印種苗)とカーボンファーミング※1のJ-クレジット新規方法論策定に向けた実証試験において連携(以下、本連携)を開始。国内農地290万ha(水田+畑+耕作放棄地、果樹や牧草地を除く)を活用し、435億円のポテンシャル創出を目指します。

〇本リリース/詳細に関する問い合わせはこちら

○GreenCarbon株式会社会社概要のダウンロードはこちら

◆本連携に至った背景と概要

Green Carbonは、東南アジアを中心に自然由来のカーボンクレジット創出に取り組んでおり、国内では、全国の生産農家と連携し、地球環境の保全や脱炭素化に取り組む環境系スタートアップです。中でも、水田メタン削減および削減効果のJ-クレジット化に取り組んでおり、国内においては、水田由来のJ-クレジット創出を目的とした「稲作コンソーシアム」を発足させ、日本初・最大規模で水田のJ-クレジットの認証を取得しています。

また、国内でのJ-クレジット創出・販売事業者の実績や農家ネットワークが評価され、農林水産省公募「令和6年度農業分野のJ-クレジット創出推進支援事業」に採択され、カーボンファーミングのJ-クレジット新規方法論策定に向け動き出しました。

雪印種苗は、農地に向けた緑肥作物の導入を全国的に推進しており、各エリアの農作物や土壌と緑肥作物の組み合わせ等の栽培に関するノウハウを持ち合わせていることから、本連携を開始する運びとなりました。

また、J-クレジットの農業分野におけるプロジェクト数や確立されている方法論が少なく、参画いただける農家様も限定的になってしまう点をGreen Carbonは課題と感じており、今回取り組むカーボンファーミングは、農地に炭素を貯留する方法論のため、水田・畑作等多くの農地での実用が可能であり、より多くの農家様が参画できると考えます。

◆今後の展開

日本国内には、約290万haの農地(水田や畑作地)が存在し、上記ポテンシャルを最大限活用すべく、今回の実証試験を通して日本の農業分野での排出量削減に貢献できるような未来を想像しております。

今後Jクレジットの新規方法論の採択を狙い、今回の実証試験のデータを活用して全国に普及していきます。ネイチャーベースのカーボンクレジットを普及していく弊社として、農業分野での方法論を拡充し、まだ方法論の少ない畑作分野での展開も目指し、農業分野での多角的サポートを行えるよう普及推進していきます。

○ポテンシャル計算方法

・面積:約290万ha(水田+畑+耕作放棄地 ※果樹や牧草地を除く)

 ※水田面積:135.9万ha

  畑(果樹や牧草地を除く):111.8万ha

  耕作放棄地:39.6万ha(農業センサス参照)

  参考:https://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/sakumotu/menseki/index.html

・創出クレジットポテンシャル:約290万t(1t/haで計算)

・市場価値:435億(15,000円/tで計算)

※1:カーボンファーミング

カーボンファーミングは農地貯留とも呼ばれており、大気中のCO2を土壌に取り込んで、農地の土壌の質を向上させ温室効果ガスの排出削減を目指す農法です。

◆Green Carbon 株式会社 

代表者   :代表取締役 大北 潤 

所在地   :東京都港区赤坂5-2-33IsaI AKASAKA607   

設立    :2019年12月 

事業内容  :カーボンクレジット創出販売事業、農業関連事業、環境関連事業、その他、関連する事業及びESGコンサルティング事業

URL    : https://green-carbon.co.jp/

◆Green Carbon事業紹介

Green Carbonは、「生命の力で、地球を救う」をビジョンとして掲げ、国内外において自然由来のカーボンクレジット創出・登録・販売までを一気通貫してサポートする事業を展開しており、その他にも、農業関連事業、研究開発事業、ESGコンサルティング事業なども展開しております。

事業展開領域は日本、東南アジアを中心にオーストラリア、南米まで拡大しており、自然由来のカーボンクレジット(水田、バイオ炭、森林保全、カーボンファーミング、マングローブ植林、牛のゲップなど)を創出しています。国内の水田においては、2023年度日本初・最大級(約6,220t)で水田のJ-クレジットの認証を取得しており、2024年度は約40,000ha(約100,000t)に拡大していく予定です。また、クレジット登録・申請・販売までをワンプラットフォームで完結するサービス「Agreen(アグリーン)」を提供しており、クレジットの申請登録時にかかる手続きや書類作成などを簡略化し、クレジット創出者の工数を削減しています。 

◆GREEN CARBON JAPAN VIETNAM COMPANY LIMITED

略称    :GREEN CARBON JAPAN VIETNAM CO,. LTD

代表者   :代表取締役 大北 潤

所在地   :10th Floor, The Nexus Building, 34-3B Ton Duc Thang, Ben Nghe Ward, District 1, Ho Chi Minh City, Vietnam

設立    :2024年8月

事業内容  :カーボンクレジット創出販売事業、農業関連事業

◆Green Carbon株式会社SNSはこちら

Youtube :https://www.youtube.com/channel/UCYO4WnGOHDaVB1ikxheZasA

note     :https://note.com/green_carbon/

Facebook:https://www.facebook.com/profile.php?id=61557429326458

X    :https://mobile.x.com/GreenCarbon2019

Linkedin :https://www.linkedin.com/company/green-carbon-inc/

Wantedly:https://www.wantedly.com/companies/greencarbon2019

◆雪印種苗株式会社 

代表者   :代表取締役社長 笠松 宏一

所在地   :札幌市厚別区上野幌1条5丁目1番8号

設立    :昭和25年12月15日

事業内容  :飼料作物,野菜・花卉,緑肥作物種苗の生産販売、配合飼料の製造販売、緑化造園設計,施工,販売

URL    : https://www.snowseed.co.jp/

◆雪印種苗株式会社事業紹介

当社は、「環境」をテーマに事業を展開していく上で、顧客満足度をより高めていくために、お客さま別の事業体制を作り上げています。酪農畜産農家に対応する「酪農畜産事業」、水田畑作園芸農家に対応する「畑作園芸事業」、造園、自然復元などの施主・発注者に対応する「環境緑化事業」。この3事業は、それぞれのお客さまに総合的なサポートを提供するとともに、「環境」をテーマとして密接に連携しています。この3事業を生産調達分野と研究開発分野で支え、事業運営を推進しています。

GCメールマガジン登録

最新情報/News Releaseを配信