ネイチャーベースのカーボンクレジット創出・販売事業を展開するGreen Carbon株式会社（代表取締役：大北潤、以下Green Carbon（グリーンカーボン））は、ベトナムにおける子会社であるGreen Carbon Japan Vietnam Co. Ltd. (以下Green Carbon Vietnam）と共に、ゲアン省で開催される「需給連携および農産物プロモーション展示会」に参加したことをお知らせいたします。本イベントは、ベトナムの農業・環境分野の80周年記念事業の一環として実施されました。
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◆本イベント参加の背景
Green Carbonは、自然由来のカーボンクレジットプロジェクトを手がけるリーディングカンパニーであり、特に東南アジア地域に重点を置いて事業を展開しています。同社のプロジェクトは、森林保全、マングローブ再生、バイオ炭の活用、農業分野におけるメタン削減など多岐にわたり、各地域の生態条件に適合するよう設計されています。また、先進的な衛星データによるモニタリング体制を活用し、プロジェクト全体の透明性と信頼性を確保しています。
ベトナムにおいては、稲作によるメタン排出削減を目的に、間断灌漑（Alternate Wetting and Drying、以下AWD）技術（※1）の普及を重点的に進めています。2024年8月の現地法人設立以降、新しい省統合制度の下で10省の地方政府と覚書（MOU）を締結し、全国的な連携体制を構築しています。これにより、AWD導入が加速し、低排出で持続可能な稲作への移行が強化されています。
こうした取り組みを踏まえ、Green Carbonは11月6日夜、ベトナム農業・環境分野80周年を記念するイベントの一部として、ゲアン省の農産物の需給連携・販促展示会に参加しました。
◆本イベントの内容
近年の気候変動の影響を受け、ベトナム政府は各省に対し、農業分野でのNet Zeroおよび低排出型生産を推進する農業・環境省の方針に沿い、水資源の効率的な利用と温室効果ガス排出削減を進めるよう求めています。
今回のイベントは、農業・環境管理に関する省内の成果や新技術を訪問客に紹介する場となるだけでなく、企業、協同組合、生産者が交流し、経験を共有し、製品の品質を高め、国際経済統合の進展の中で市場を拡大するための機会も提供するものです。
Green Carbonは展示ブースにおいて、主に自社のプロジェクトの目的や成果について来場者に紹介し、多くの参加者が関心を示しました。また、グリーン農業政策に強い関心を持つ地方政府関係者には、同社の取り組みが農業・環境省のNet Zeroおよび低排出生産戦略に密接に沿うものであることを説明しました。
◆今後の展望
Green Carbonは、低排出型農業の推進、カーボンクレジットプロジェクトの発展、そして地域コミュニティや地方政府との連携強化を通じて、ベトナムにおける持続可能な農業発展を引き続き支援していきます。同社は、こうした取り組みを継続することで、同国の環境目標の達成に貢献するとともに、農業分野におけるイノベーションと強靱性の向上にも寄与していくことを目指しています。
※1：AWD（間断灌漑）
間断灌漑（AWD）は水田の水位を目安に、数日おきに入水と自然乾燥を繰り返すという手法。間断灌漑（AWD）の場合、連続的な入水に比べ、水使用量を削減することができ、水資源の保全にも寄与。
◆Green Carbon 株式会社
代表者 ：代表取締役 大北 潤
所在地 ：東京都千代田区麹町2-3-2 半蔵門PREX North 9F
設立 ：2019年12月
事業内容 ：カーボンクレジット創出販売事業、農業関連事業、環境関連事業、その他、関連する事業及びESGコンサルティング事業
URL ： https://green-carbon.co.jp/
◆GREEN CARBON JAPAN VIETNAM COMPANY LIMITED
略称 ：GREEN CARBON JAPAN VIETNAM CO,. LTD
代表者 ：代表取締役 大北 潤
所在地 ：10th Floor, The Nexus Building, 34-3B Ton Duc Thang, Ben Nghe Ward, District 1, Ho Chi Minh City, Vietnam
設立 ：2024年8月
事業内容 ：カーボンクレジット創出販売事業、農業関連事
URL ：https://green-carbon.vn/
◆Green Carbon事業紹介
Green Carbonは、「生命の力で、地球を救う」をビジョンとして掲げ、国内外において自然由来のカーボンクレジット創出・登録・販売までを一気通貫してサポートする事業を展開しており、その他にも、農業関連事業、研究開発事業、ESGコンサルティング事業なども展開しております。
事業展開領域は日本、東南アジアを中心にオーストラリア、南米まで拡大しており、自然由来のカーボンクレジット（水田、バイオ炭、森林保全、カーボンファーミング、マングローブ植林、牛のゲップなど）を創出しています。国内の水田においては、2023年度日本初・最大級（約6,220t）で水田のJ-クレジットの認証を取得しており、2024年度は約40,000ha（約80,000t）に拡大していく予定です。また、クレジット登録・申請・販売までをワンプラットフォームで完結するサービス「Agreen(アグリーン)」を提供しており、クレジットの申請登録時にかかる手続きや書類作成などを簡略化し、クレジット創出者の工数を削減しています。
◆Green Carbon株式会社SNSはこちら
Carbon Credits Journal：https://biz-journal.jp/carboncredits/
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