JP / EN

Vol.67 アカデミアからダイナミックなGreen Carbonでの実践へ

氏名 : リリー・マクリー (Lily McRee)
所属部署・役職 : 海外事業部(調査・検証チーム)
専門分野/担当業務調査と文書作成(例:PDD、ベースラインレポート、助成金申請書など)
大学 :
早稲田大学
専攻/学んでいること: 政治学
ジョインしたきっかけ : これまでは学術的な研究が中心でしたが、実際のビジネスの場でリサーチやドキュメンテーションに挑戦したいと思い、同僚に勧められて応募しました。
これまでの経歴 : アメリカ合衆国出身、高校を卒業後、ノースカロライナ州立大学で学士課程へ入学後、早稲田大学に編入。
趣味/休日の過ごし方 :ビーチに行くこと、小物を集めること、ケーキを食べること、古着屋巡りをすること。
学生時代の活動/所属団体: Waseda Economic and Finance Forum (WEFF)
Social media : www.linkedin.com/in/lily-mcree-489437274

Q. これまでのキャリアを含め簡単な自己紹介をお願いします。

リリー・マクリー (Lily McRee)と申します。私は、早稲田大学の四年生で、政治学を学んでいます。アメリカ合衆国のノースカロライナ出身で、当初はノースカロライナ州立大学で学士課程を始めましたが、自身のキャリア、学問、そして個人的な目標を見直した結果、日本に渡って学位を取得するという大きな決断をしました。この転換により、世界観を広げ、異文化間のコミュニケーション能力を培い、国際政治をグローバルな視点からより深く理解することができたと実感しています。

これまでの学生生活では、様々な学際的プロジェクトでリサーチアシスタントとして貴重な経験を積んできました。ノースカロライナ州立大学では、ニワトリ、シチメンチョウなどの家禽に寄生する病気であるヒストモナス病(Histomonas meleagridis)の治療法開発に焦点を当てた獣医学研究に貢献しました。一方、早稲田大学での研究は、現在の私の学術的な関心とより密接に関わるもので、ロシア・ウクライナ戦争に関する主要な主張に対するAIが生成したカウンターナラティブの分析を行っています。そのため、Green Carbonへの参加は、これまでの研究経験からは外れたものでしたが、プロフェッショナルな環境で研究や文書作成に携わる機会を得ることができ、楽しみながら業務しています。

私生活では、ビーチへの旅行、かわいい小物を集めること、友達と新しいカフェを巡ること、そして古着屋巡りをよくしています。地元に比べて、東京での生活はとてもダイナミックで速いペースですが、常に新しい発見や学び、そして挑戦があります。

Q. Green Carbonで働こうと思ったきっかけは何ですか?

Green Carbonで働いている友人の紹介で会社のことを知りました。友人から強く勧められ、会社のミッションや行っている事業内容について詳しく知るうちに、気候変動問題の解決に積極的に貢献している組織の一員になりたいと強く惹かれました。また、これまで培った調査スキルを活用して、環境問題解決に寄与できる、有意義な機会だと感じました。さらに、自分が関心のある活動を支援しながら、ビジネスの現場で成長できることを魅力に感じ、働くことを決意しました。

Q. どのようなお仕事に携わっていますか?また、その業務内容について教えてください。

私は、海外事業部の調査・検証チームの一員として、プロジェクトの検証や認証に必要な書類の作成しています。具体的には、PDD(プロジェクト設計書)やベースラインレポートといった文書のドラフト作成です。この業務では、トピックに関連する学術論文を調査・精読して重要な情報を特定し、それを現在のプロジェクトに合わせて吟味・統合しています。

最近は、助成金申請書の作成に向けた調査と準備も担当するようになりました。特に、適切な資金提供の機会を見つけ、助成金の基準を理解し、プロジェクトの目標、方法論、期待される影響を効果的に伝える、構成のしっかりした提案書を作成するよう意識しています。

Q. Green Carbonでのやりがいは何ですか?

これまでのGreen Carbonでの仕事で最もやりがいを感じたのは、学術的なバックグラウンドだけでは得られない実践的なスキルを身につけながら、社会的に大きなインパクトを与える環境プロジェクトに貢献できたことです。

特に、研究が中心だった大学での経験から、分析力や文章作成能力をビジネスの現場で活かせたことは非常に満足感があります。なぜなら、自分が作成を手伝った文書や提案書が、有意義なサステナビリティの取り組みに直接つながっていると実感できるからです。

また、環境問題という共通のミッションに向かって、情熱と知識を持ったチームメンバーと協働できることもやりがいの一つです。

Q. 今までに直面した課題は何ですか?

プロジェクトの妥当性評価や認証に必要な文書を作成する際に、最も苦労したのは情報の入手とアクセスでした。例えば、プロジェクトの対象国によっては信頼性の高いデータが限られていたり、現地語でしか入手できないことが多いため、徹底した背景調査には時間がかかり、困難なこともありました。
もう一つの大きな課題は、VerraやGold Standardといった異なる認証機関に慣れ、それぞれの機関が要求する特定の認証方法や文書基準を理解することでした。これらのシステムは非常に専門的で複雑なため、習得には時間と忍耐が必要でした。

しかし、これらの課題を乗り越えたことで、私は以前より機転が利き、細部にまで気を配り、複雑な調査や規制環境にも自信を持って対応できるようになったと実感しています。

Q. 最後に、Green Carbonで働きたいと考えている方々へメッセージをお願いします。

Green Carbonでの仕事を考えている人には、ぜひこの機会をお勧めします。この仕事は非常にダイナミックで、知的好奇心を持って取り組める、やりがいのある環境です。
特に、リサーチ力、細部への気配り、そして複雑な専門情報を明確に伝える能力が求められます。サステナビリティや環境目標を支援する、意義のあるプロジェクトに貢献できるという点で、非常にやりがいがあります。さらに、自分の仕事が形となり、実際に目に見える成果につながるのも大きな喜びです。

Green Carbonには、さまざまな方法で貢献する機会がたくさんあります。環境問題に関心がある方は、ぜひ一度挑戦してみてください。

GCメールマガジン登録

最新情報/News Releaseを配信