今回はGreen Carbonのベトナム支社にて、ビジネス開発マネージャーを務めるタンさんにインタビューを実施しました!本記事は、海外支社メンバーへの初のインタビューです。ベトナム事業の中核を担うタンさんは何を語るのでしょうか?ぜひ最後までご一読ください!
Q. これまでのキャリアを含め簡単な自己紹介をお願いします。
私は、ベトナムの農業および農村開発分野で14年間働いています。2010年から2024年にかけて、ベトナムのDARD(農業農村開発局)やMARD(農業農村開発省)、JICA、世界銀行、ADBなどの国際機関のプロジェクトに携わり、ベトナム全国で活動してきました。
Q. どのような仕事に携わっていますか?業務内容をお聞かせください。
2010年から2023年まで、水工学のコンサルティング会社でエンジニアとして働いていました。特に、2021年から2023年の間、JIRCAS(国際農林水産業研究センター)と協力し、いくつかのパイロットプロジェクトで水田におけるAWD技術の研究に取り組みました。2023年10月からGreen Carbonに参加し、ベトナムにおける気候変動対策となるAWDプロジェクトの開発に携わっています。
Q. GreenCarbonで働こうと思ったきっかけは何ですか?
2013年にADB(アジア開発銀行)が主催する環境管理コースを受講したことをきっかけに、環境保護を長期的なキャリアビジョンとして考えるようになりました。現在の仕事は地球規模の目標達成に貢献するものであり、それが私自身の目標でもあります。
Q.仕事のやり甲斐はなんですか?
企業、政府機関、NGOを含む多様なステークホルダーと協力することで、気候変動に取り組む中で一体感と共通の目的意識を感じられることです。また、拡大しているカーボンクレジット市場は、私にとって新たなスキルを習得し、成長する機会を与えてくれる魅力的な分野でもあります。
Q. 今までに直面した課題はなんですか?
規制や政策の変動は不確実性を生み出し、長期的なプロジェクトの計画を困難にすることがあります。地域社会、企業、政府を含む多様なステークホルダーを巻き込み、一致団結させることは難しく、効果的なコミュニケーションが求められます。これらの課題に対処するには、戦略的な計画、ステークホルダーとの協力、そして変化する状況への柔軟な対応が必要となるため、度々壁に直面します。
Q. 10年後、どのような自分になっていたいですか?また、挑戦してみたい課題は何ですか?
カーボンクレジット市場は、10年後には規制や基準がより明確になり、信頼性が向上することで、企業や投資家による参加がさらに広がると期待されています。私は、ブロックチェーンや衛星画像など、MRVにおける革新を学び、それらを活用して透明性と効率性を向上させることを目指したいと考えています。
また、この分野の成長に伴い、カーボンクレジット制度に関する教育や認知度も高まり、企業、消費者、政策立案者の間での理解と参加が一層進むと予想されます。その中で、自分自身も知識を深め、貢献できる存在になりたいと考えています。
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