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【世界最大規模】Green Carbon株式会社は、ゴムの木を活用したバイオ炭由来のカーボンクレジット創出に向け、タイ全土のゴム産業を統括する政府機関タイ王国天然ゴム公社とMOUを締結

約400万haゴム農園のポテンシャルを活用したクレジット創出事例をつくりタイの脱炭素化を図る

ネイチャーベースのカーボンクレジットを創出・販売事業に取り組むGreen Carbon株式会社(代表取締役:大北潤、以下Green Carbon)は、タイ全土のゴム産業を統括する政府機関、タイ王国天然ゴム公社(Rubber Authority of Thailand、以下RAOT※1)と、ラテックス(ゴムの原料)採取後のゴムの木を活用したバイオ炭プロジェクトの共同開発に向けたMOUを締結したことをお知らせします。RAOTが管理する約400万haのゴム農園のゴムの木を活用したカーボンクレジットを創出することは世界最大規模です。本取り組みによりタイにおける脱炭素化と経済発展に寄与してまいります。

〇本プロジェクト/リリース内容に関する問い合わせはこちら 

◆RAOTとのMOU締結の背景とプロジェクト概要

Green Carbonは、東南アジアを中心にネイチャーベースのカーボンクレジット創出に取り組んでおり、森林保全、水田の水管理、マングローブ植林、牛のゲップ削減、家畜の糞尿処理、バイオ炭の施用など、自然由来のカーボンクレジット創出プロジェクトを国内外で幅広く展開しています。

Green Carbonはタイにおいても現地企業、研究機関、大学との連携を進めており、タイ政府機関主催のイベントやワークショップに数多く招待を受けています。今回新たに、タイでのバイオ炭プロジェクトを推進するために、タイ全土のゴム産業を統括し、ゴム農園を保有するRAOTとMOUを締結しました。

タイは、世界最大の天然ゴム生産国であり、約400万haに及ぶゴム農地を保有しています。RAOTは、タイ国内のゴム産業の研究開発から品質基準の促進、価格安定化まで、同産業の全体システムを統合的に管理する政府機関です。主な活動として、ゴム農家への技術支援、研究開発、マーケティング支援、価格介入などを行っています。また、2050年までにタイをカ―ボンニュートラルへ導く政府の政策を支援し、ゴム農園の開発を計画しています。

ゴムの木は、約25年でラテックスの採取を終え、多くが単純に伐採されています。本プロジェクトでは、伐採される木材のうち利用用途のない端材をバイオ炭化し、ゴム農園に施用することで、土壌の炭素貯留量を増加させ、その貯留量をカーボンクレジットとして創出します。また、本プロジェクト約400万haでカーボンクレジットが創出できた場合、世界最大規模のプロジェクトになります。

Green Carbonは今回のMOU締結を機に、タイ国内のゴムの木を用いたバイオ炭の生成と、バイオ炭施用によるカーボンクレジットの創出・販売までを一貫して手がけることで、ゴム産業の持続可能な発展に貢献してまいります。

◆プロジェクトの詳細

本プロジェクトでは、Green CarbonとRAOTが協働し、以下の取り組みを推進してまいります。

1.資源循環型のカーボンクレジット創出 

従来は廃棄されていたゴムの木の端材を効率的に収集し、バイオ炭へと加工することで新たな価値を創出します。このバイオ炭による土壌炭素固定効果を定量化し、カーボンクレジットとして創出・販売を行います。

2.バイオ炭活用による農業研究

生産したバイオ炭のゴム農園への施用実を実施し、化学肥料の代替可能性や土壌改良効果、ゴムの木の生育状況への影響を科学的に検証してまいります。RAOTと連携し、ゴム農業における持続可能な栽培手法の確立を目指します。

3.国際基準に対応したゴム産業変革の支援 

タイのゴム産業全体の脱炭素化を包括的に支援してまいります。具体的には、RAOTが検討を進める国際的な環境基準への適合を実現するため、森林認証の取得やEU規制(EUDR、CBAM等)への対応など、産業全体のサステナビリティ強化を支援してまいります。

これらの取り組みを通じて、タイのゴム産業における環境価値の創出と経済的な持続可能性の両立に貢献してまいります。

〇MOU締結時の写真(左から1番目:Global biopolymers代表 Nopadol Suanprasert、左から3番目:Green Carbon株式会社COO 妹尾聖人、右から4番目:RAOT取締役会長 Perk Lertwangpong)

◆今後の展望

タイは世界最大の天然ゴム生産・輸出国として、グローバルなゴム産業において重要な役割を担っています。今回のRAOTとの取り組みは、ゴム産業全体の脱炭素化に向けた先進的なモデルケースとなることが期待されます。

Green Carbonは現在、東南アジア地域において森林保全や農業分野における様々なカーボンクレジット創出プロジェクトを展開しております。インドネシア、ベトナム、マレーシアなど、東南アジアの主要天然ゴム生産国において、本プロジェクトで培ったノウハウを活用し、バイオ炭プロジェクトの横展開を積極的に推進してまいります。Green Carbon社の取り組みを通じて、アジアひいては世界のゴム産業における脱炭素化の実現と、持続可能な産業発展の両立に貢献してまいります。

〇ゴムの木のイメージ

〇関連リリース:タイ関連のリリースは下記を参照ください。

https://green-carbon.co.jp/tag/thailand

※1:タイ王国天然ゴム公社(Rubber Authority of Thailand:RAOT)

RAOTは、タイの天然ゴム産業を管理・支援する政府機関です。1961年に設立され、ゴム農家の生活水準向上、天然ゴムの価格安定化、そして国際市場での競争力維持を主な目的としています。主な活動として、ゴム農家への技術支援、研究開発、マーケティング支援、価格介入などを行っています。

◆Green Carbon 株式会社 

代表者   :代表取締役 大北 潤 

所在地   :東京都港区赤坂5-2-33IsaI AKASAKA607   

設立    :2019年12月 

事業内容  :カーボンクレジット創出販売事業、農業関連事業、環境関連事業、その他、関連する事業及びESGコンサルティング事業

URL    : https://green-carbon.co.jp/

◆Green Carbon事業紹介

Green Carbonは、「生命の力で、地球を救う」をビジョンとして掲げ、国内外において自然由来のカーボンクレジット創出・登録・販売までを一気通貫してサポートする事業を展開しており、その他にも、農業関連事業、研究開発事業、ESGコンサルティング事業なども展開しております。

事業展開領域は日本、東南アジアを中心にオーストラリア、南米まで拡大しており、自然由来のカーボンクレジット(水田、バイオ炭、森林保全、カーボンファーミング、マングローブ植林、牛のゲップなど)を創出しています。国内の水田においては、2023年度日本初・最大級(約6,220t)で水田のJ-クレジットの認証を取得しており、2024年度は約40,000ha(約100,000t)に拡大していく予定です。また、クレジット登録・申請・販売までをワンプラットフォームで完結するサービス「Agreen(アグリーン)」を提供しており、クレジットの申請登録時にかかる手続きや書類作成などを簡略化し、クレジット創出者の工数を削減しています。 

◆GREEN CARBON JAPAN VIETNAM COMPANY LIMITED

略称    :GREEN CARBON JAPAN VIETNAM CO,. LTD

代表者   :代表取締役 大北 潤

所在地   :10th Floor, The Nexus Building, 34-3B Ton Duc Thang, Ben Nghe Ward, District 1, Ho Chi Minh City, Vietnam

設立    :2024年8月

事業内容  :カーボンクレジット創出販売事業、農業関連事業


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