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Green Carbon株式会社は、住信SBI銀行子会社の株式会社テミクス・グリーンと 森林・農業分野でのカーボンクレジット共同創出に向けた業務提携契約を締結

Green Carbon株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:大北 潤、以下「Green Carbon」(読み;グリーンカーボン))は、住信SBI銀行子会社の株式会社テミクス・グリーン(本社:東京都港区、代表取締役社長:高橋 巧、以下「THEMIX Green」)と、森林・農業分野でのカーボンクレジットの創出を共同で推進するため、業務提携契約を締結したことをお知らせいたします。

◆業務提携契約締結の背景

 Green Carbonは、国内、東南アジアを中心にカーボンクレジット創出・販売支援事業を展開しています。国内では、水田の中干期間延長によるメタンガス削減プロジェクトや、森林経営、バイオ炭プロジェクトを実施しており、水田のプロジェクトでは、2024年1月に日本初・最大規模(*1)のクレジット認証を取得しています。東南アジアでは、水田の間断灌漑(AWD*2)実施を通じたメタンガス削減によるクレジット創出や、植林、マングローブ、バイオ炭のプロジェクトを実施しており、国内外であらゆる方法論に沿ったカーボンクレジットの創出を予定しています。

 THEMIX Greenは、2023年10月、住信SBIネット銀行のカーボンクレジット事業および林業・林政DX事業の推進を行う戦略子会社として設立され、「J-クレジット制度」(*3)を活用した森林・農業由来のカーボンクレジットの創出と流通(カーボンクレジット事業)や林業サプライチェーンにおけるDX化の実現を通じた、森林価値の極大化・環境負荷の低減やサステナブルな社会の発展への貢献を目指しています。2023年10月の神奈川県相模原市との提携を皮切りに、島根県安来市・大田市・雲南市との協定締結を発表しています。

  Green Carbonと THEMIX Greenは、それぞれが持つノウハウ・ソリューションを組み合わせ、森林・農業分野でのカーボンクレジットの創出を目指します。

◆提携内容と今後の展開

 Green CarbonとTHEMIX Greenは、「森林管理による温室効果ガスの削減」、「中干し期間延長によるメタンガス削減」、「バイオ炭の農地施用による土壌への炭素貯留」プロジェクトを通して、カーボンクレジットの創出を推進してまいります。さらに、国内のJ-クレジット制度の利用にとどまらず、海外でのボランタリークレジット、二国間クレジット制度(JCM)(*4)の利用を視野に入れ、事業を拡大してまいります。

*1:日本初・最大規模

農林水産省、2024年度1月26日発表情報に基づく

https://www.maff.go.jp/j/press/kanbo/b_kankyo/240126.html

関連リリース:日本初・最大規模の水田クレジット認証を取得水田の中干し期間延長によるJ-クレジットを本日より販売開始

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000046.000117956.html

※稲作コンソーシアムの参画状況は、合計約15,000ha以上の水田農家様、約160社以上の企業・農業法人様が参画しています。(2024年3月21日現在)

*2:AWD 

間断灌漑(AWD)は水田の水位を目安に、数日おきに入水と自然乾燥を繰り返すという手法になります。間断灌漑(AWD)の場合、連続的な入水に比べ、水使用量を削減することができ、水資源の保全にも寄与します。 

〇間断灌漑(AWD)実施の水位変動イメージ

*3:J-クレジット制度

J-クレジット制度とは、省エネルギー設備の導入や再生可能エネルギーの利用によるCO2等の排出削減量や、適切な森林管理によるCO2等の吸収量を「クレジット」として国が認証する制度です。本制度は、国内クレジット制度とオフセット・クレジット(J-VER)制度が発展的に統合した制度で、国により運営されています。

*4:2国間クレジット制度(JCM)

2国間クレジット制度(JCM)とは、途上国と協力して温室効果ガスの削減に取組み、削減の成果を両国で分け合う制度です。

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