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【日本初】Green Carbon株式会社は、ベトナム政府主導の「100万haプロジェクト」に正式参画 メタンガス削減に向けた水田プロジェクトをベトナム3省と新たにMOUを締結

ベトナムメコンデルタ地域Soc Trang省、Can Tho市、Bac Lieu省で最大266,000haの水田に拡大

Green Carbon株式会社(代表取締役:大北潤、以下Green Carbon)はこの度、ベトナムメコンデルタ地域南部のSoc Trang省※1、Can Tho市※2、Bac Lieu省※3それぞれの農業農村開発局(以下、DARD)と、水田プロジェクトを推進するMOUを締結したことをお知らせします。本MOUに基づき、ベトナム政府主導の「高品質・低排出の稲作プロジェクト(Project on Sustainable Development of One Million Hectares of Low-Quality and Low-Emission Rice Cultivation Associated with Green Growth in Mekong Delta by 2030)(以下、100万haプロジェクト)」へ正式に参画をし、AWD(間断灌漑※4)普及を推進するとともに、水田のメタンガス削減によるカーボンクレジット創出を目指します。

ベトナム100万haプロジェクト概要

2023年11月に発表された、ベトナム政府が最優先事項で主導する100万haプロジェクトは、2030年までにベトナム南部のメコンデルタ地域の総水田面積100万haにおいて、高品質かつ環境負荷の少ない稲作の普及を目指す取り組みです。

100万haプロジェクトは、日本の農林水産省の機能を持つベトナム農業農村開発省(MARD)が中心となり、国際機関や開発パートナーと連携して実施されています。具体的には、温室効果ガスの排出削減を図るとともに、持続可能な農業技術の導入や生産性向上を促進することにより、環境保護と地域経済の発展を両立させることを目指しています。

100万haプロジェクトの一環として、AWDの導入をはじめ、生産システムの再編成や持続可能な農業技術の導入が求められています。特に、AWDの普及によって、メコンデルタ地域の100万haにわたる水田で、環境負荷を低減しつつ農業生産性を向上させ、農家の収益向上を実現することが期待されています。

100万haプロジェクト参画の背景

Green Carbonは、東南アジアを中心に自然由来のカーボンクレジット創出に取り組んでおり、森林保全、マングローブ植林、水田や家畜によるメタン削減、バイオ炭による炭素固定プロジェクトなど、多岐にわたる事業を展開しています。中でも、ベトナムではAWDを用いた水田のメタンガス削減プロジェクトを主力事業として進めています。2024年8月にはベトナム支社を設立し、現在10省でのMOUを締結し、プロジェクト開発を実施しています。
この取り組みを踏まえ、Green Carbonは、Soc Trang省、Can Tho市、Bac Lieu省の3省のDARDと、100万haプロジェクト参画に向けたMOUを締結しました。Green Carbonは、本MOUに基づき、カーボンクレジット創出を目指す水田メタン削減プロジェクトを推進します。

◯Soc Trang省DARDとの会議の写真
◯Bac Lieu省DARDとの会議の写真
◯Can Tho市DARDとのMOU調印式

今後の展望

Green Carbonは、現地研究機関や大学と連携し、水田で排出されるメタンガスの計測や必要データの収集、必要データの収集、カーボンクレジットの発行・販売までを包括的に支援します。 DARDは各省でのAWDプロジェクトに協力し、現地農家への推奨や指導を担当します。

今後、Soc Trang省、Can Tho市、Bac Lieu省の3省でプロジェクトの展開および拡大を目指してまいります。Soc Trang省では、初年度1,000haから開始し、段階的に最大130,000haへの拡大、Can Tho市では、500haから最大約100,000ha、Bac Lieu省では、500haから最大36,000haへの拡大を見込んでいます。Green Carbonは、現地政府機関やパートナーと連携してAWDプロジェクトを推進することで、ベトナムの持続可能な農業の発展に貢献してまいります。

ベトナム関連リリース一覧

https://green-carbon.co.jp/tag/vietnam

※1:Soc Trang省

Soc Trang省はメコンデルタ地方に位置し、南シナ海沿岸に面しています。稲作を中心に農業が盛んに行われています。

※2:Can Tho市

Can Tho市は、ベトナム南部に位置する省と同格の中央直轄市で、メコン川最大の支流であるハウ川の南岸に広がっています。メコンデルタ経済の中心とされ、稲作を中心に農業が盛んに行われています。 

※3 : Bac Lieu省
Bac Lieu省はベトナム南部のメコンデルタ地方に位置し、南シナ海沿岸に面しています。稲作を中心に農業が盛んに行われています。

〇ベトナム南部メコンデルタ地域(Soc Trang省、Can Tho市、Bac Lieu省)

 ※4:AWD(間断灌漑)

間断灌漑(AWD)は水田の水位を目安に、数日おきに入水と自然乾燥を繰り返すという手法になります。間断灌漑(AWD)の場合、連続的な入水に比べ、水使用量を削減することができ、水資源の保全にも寄与します。

◆Green Carbon 株式会社 

代表者   :代表取締役 大北 潤 

所在地   :東京都港区赤坂5-2-33IsaI AKASAKA607   

設立    :2019年12月 

事業内容  :カーボンクレジット創出販売事業、農業関連事業、環境関連事業、その他、関連する事業及びESGコンサルティング事業

URL    : https://green-carbon.co.jp/

◆Green Carbon事業紹介

Green Carbonは、「生命の力で、地球を救う」をビジョンとして掲げ、国内外において自然由来のカーボンクレジット創出・登録・販売までを一気通貫してサポートする事業を展開しており、その他にも、農業関連事業、研究開発事業、ESGコンサルティング事業なども展開しております。

事業展開領域は日本、東南アジアを中心にオーストラリア、南米まで拡大しており、自然由来のカーボンクレジット(水田、バイオ炭、森林保全、カーボンファーミング、マングローブ植林、牛のゲップなど)を創出しています。国内の水田においては、2023年度日本初・最大級(約6,220t)で水田のJ-クレジットの認証を取得しており、2024年度は約40,000ha(約100,000t)に拡大していく予定です。また、クレジット登録・申請・販売までをワンプラットフォームで完結するサービス「Agreen(アグリーン)」を提供しており、クレジットの申請登録時にかかる手続きや書類作成などを簡略化し、クレジット創出者の工数を削減しています。 

◆GREEN CARBON JAPAN VIETNAM COMPANY LIMITED

略称    :GREEN CARBON JAPAN VIETNAM CO,. LTD

代表者   :代表取締役 大北 潤

所在地   :10th Floor, The Nexus Building, 34-3B Ton Duc Thang, Ben Nghe Ward, District 1, Ho Chi Minh City, Vietnam

設立    :2024年8月

事業内容  :カーボンクレジット創出販売事業、農業関連事業


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