Hai Duong省にて最大55,000haの水田プロジェクトによりメタンガス削減を目指す
Green Carbon株式会社(代表取締役:大北潤、以下Green Carbon(読み:グリーンカーボン))はこの度、 ベトナム北部の*¹Hai Duong省の農業農村開発局(以下DARD)と、水田面積最大55,000haでのカーボンクレジット創出を目指すプロジェクトを推進するMOUを締結したことをお知らせします。
◆ベトナムHai Duong省DARDとのMOU締結背景と役割
Green Carbonは、東南アジアを中心に自然由来のカーボンクレジット創出に取り組んでおり、森林保全、水田、マングローブ植林、牛のゲップ削減、バイオ炭プロジェクトなど自然由来のカーボンクレジット創出を幅広く展開しています。中でもベトナムでは水田プロジェクトをメインに展開しており、Nam Dinh省、Nghe An省、Vinh Phuc省、An Giang省を中心に事業を進めております。今回Hai Duong省にて水田プロジェクトを推進するため、農業農村開発局(DARD)とベトナム5省目となるMOUを締結しました。
本MOUは我々がベトナム北部でのプロジェクト開発にて連携しているベトナム国立農業大学(VNUA)との実証実験やNghe An省でのプロジェクトをHai Duong省DARDに評価していただき、締結の流れとなりました。
DARDは、Hai Duong省での*²AWDプロジェクトへの協力や、現地農家への推奨、紹介、農家へのガイダンス、関係機関への協力要請がメインとなります。Green Carbonは、ベトナム現地の研究機関や大学と連携し、水田で排出されるメタンガスの計測、必要データの収集、カーボンクレジットの発行、販売を担います。 まずは今後10年間を実施期間としてHai Duong省における水田面積最大55,000haでのカーボンクレジット創出プロジェクトを展開し、ベトナム全土への拡大を推進してまいります。
Hai Duong省では既に、現地視察による実証圃場の特定と初年度のプロジェクト参加農家へのトレーニングをVNUAと協力し、完了しており、今後の拡大に向けてDARDとの協議も進めています。
〇関連リリース
ベトナム関連のリリースは下記を参照ください。
https://green-carbon.co.jp/tag/vietnam
*¹:Hai Duong省
Hai Duong省は紅河デルタに位置し、米などの農作物や果物、野菜に適した気候に恵まれており、広大で肥沃な平野には水田が広がっています。 Green CarbonはHai Duong省の持続可能な農業生産の発展に寄与すべく、水田におけるメタンガス削減に取り組んでまいります。
*²:AWD(間断灌漑)
間断灌漑(AWD)は水田の水位を目安に、数日おきに入水と自然乾燥を繰り返すという手法になります。間断灌漑(AWD)の場合、連続的な入水に比べ、水使用量を削減することができ、水資源の保全にも寄与します。
◆Green Carbon 株式会社
代表者 :代表取締役 大北 潤
所在地 :東京都港区赤坂5-2-33IsaI AKASAKA607
設立 :2019年12月
事業内容 :カーボンクレジット創出販売事業、農業関連事業、環境関連事業、その他、関連する事業及びESGコンサルティング事業
URL : https://green-carbon.co.jp/
◆Green Carbon事業紹介
Green Carbonは、「生命の力で、地球を救う」をビジョンとして掲げ、カーボンクレジット創出・登録・販売までを一気通貫してサポートする事業を展開しています。その他にも、農業関連事業、研究開発事業、ESGコンサルティング事業なども展開しております。中でもメインで進めている水田のメタンガス削減によるカーボンクレジット創出PJでは、日本初・最大級(約6,220t)で水田のJ-クレジットの認証を取得しており、2024年度は約50,000haに拡大していく予定です。また、クレジット登録・申請・販売までをワンプラットフォームで完結するサービス「Agreen(アグリーン)」を提供しており、クレジットの申請登録時にかかる手続きや書類作成などを簡略化し、クレジット創出者の工数を削減しています。