今回はベトナム支社管理マネージャーのUyenさんにインタビューを行いました。是非最後までご一読ください!
Q.これまでのキャリアを含め簡単な自己紹介をお願いします。
京都の立命館大学で国際関係学の修士号を取った後、最初のキャリアはベトナムに投資する日本企業でスタートしました。そこで数年間ビジネスの経験を積んでから一度ベトナムに戻り、今度は豊田通商に入社したんです。日本の良い製品をベトナム市場に広めたり、新しいビジネスを開拓したりと、色々なことに挑戦させてもらいましたね。
その後は、日本国際協力銀行(JBIC)で、日本とベトナムの企業が連携するエネルギープロジェクトに関わる貴重な機会にも恵まれました。それから約3年間ほどはコンサルタントとして、多くの日本企業のベトナム市場への進出をお手伝いしてきたんです。特に、全く新しい分野への挑戦や市場開拓のサポートには、自分としても力を注いできましたね。
Q.どのような仕事に携わっていますか?業務内容をお聞かせください。
私は現在、ベトナム支社全体の運営を統括しています。主な業務は、支払い・会計関連の管理、総務業務、そして外国直接投資(FDI)企業として求められる法務手続きへの対応など、多岐にわたります。企業としてベトナムの法令をきちんと遵守するために、契約管理や会計基準、支払いプロセスが適正に行われるよう、プロジェクト開発チームと密に連携しながら対応しています。
時には、必要に応じてセミナーやワークショップにも顔を出して、最新の業界トレンドをキャッチアップしたり、チーム支援に取り組んだりしています。会社のこれからを考えて、新しい仲間を迎えるための採用活動にも力を入れているところです。
〇プロジェクトチームと共に、ベトナム政府主催ワークショップへ参加した際の写真
Q.現在の仕事に就いたきっかけを教えてください。
私はかねてより新しいビジネスを生み出していくことに強い関心がありました。これまで、日本企業のベトナム進出や事業拡大を支援してきた経験を通じて、グリーンカーボンの掲げるミッションや取り組みに強く共感したことが、入社の大きなきっかけです。この仕事では、これまで培ってきた知識や経験を活かしながら、革新的なビジネスモデルを導入したり、ベトナムではまだ開拓途上にある分野に挑戦したりすることができます。グリーンカーボンの成長に貢献するだけでなく、ベトナム全体の経済・社会の発展にもつながる仕事だと感じています。
Q. 仕事のやり甲斐はなんですか?
やはり、新しくて意義のある仕事に携われることは、大きなやりがいですよね。特に、まだ発展途上にある農業分野や地方地域での新規事業の立ち上げを支援することは、自身の成長にもつながると同時に、社会的な意義も大きいと感じています。私たちの取り組みが持続可能な成長につながり、雇用を生み出し、そして日本とベトナムの連携を深めまっていく。その様子をみると、本当に嬉しいです。自分の仕事が会社だけでなく地域社会にも確かな影響を与えていると実感できることが、日々の原動力です。
Q. 今までに直面した課題は何ですか?
チームメンバーや各国にまたがる外部パートナーとの間で、継続的かつ効果的なコミュニケーションを維持することは、大きな課題でした。関係者が多岐にわたるプロジェクトでは、正確でタイムリーな情報を収集するために、高い調整力と粘り強さが求められます。また、多くの取り組みが農業分野に関連しているため、当初は専門用語や業界特有の知識を習得する必要があり、個人的にも新たな挑戦でした。こうした困難もありますが、その分、自分自身の成長や適応力を高めるきっかけにもなっています。
Q.10年後のご自身の姿と、今後取り組んでいきたい課題について教えてください。
10年後も、サステナビリティやイノベーション、ビジネス開発といった分野で、日本とベトナムの架け橋となるような前向きで意義のあるプロジェクトに携わっていたいと考えています。そして、チームを導き、戦略を描き、新たなアイデアを実現に導くようなリーダーシップの立場で貢献したいです。特にグリーンテクノロジーや持続可能な農業など、ベトナムではまだ発展途上にある分野で事業を築くことに大きな関心があります。すごくワクワクします。これらの領域には多くの複雑さがあり、一筋縄ではいかない一方で、その分、大きな可能性も秘めているはずです。これまで培ってきた国際的な視点と地域への理解を掛け合わせながら、そうした挑戦に取り組んでいきたいですね!
ベトナム国家大学経営学部とのMOU協議